門外不出、最高裁調査官の「報告書」発見 起訴が無効かを問う裁判で

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独自2026年9月20日 5時00分有料記事米田優人最高裁決定を伝える1980年12月19日付の朝日新聞朝刊 水俣病患者の男性が原因企業「チッソ」社員に対する傷害罪に問われた刑事裁判で、最高裁が1980年に判断する際、裁判官の議論を補佐するために調査官がまとめた非公開の報告書が見つかった。裁判では、検察による起訴(公訴)を不当として無効にすべき場合があるかが焦点になり、最高裁は極めて厳格なハードルを設けた。後の裁判の実務に影響を与えた判断の背景に迫る貴重な資料だ。 事件が起きたのは72年。補償交渉でチッソ本社を訪れた水俣病患者連盟の川本輝夫さん(故人)らを社員がスクラムを組むなどして阻んだため、小競り合いが起きた。この際に川本さんは複数の社員に軽傷を負わせたとして起訴された。 裁判では、検察が起訴してはならない事件をあえて起訴する「公訴権の乱用」をしたか否かが争われた。一審・東京地裁は、川本さんを罰金5万円執行猶予1年の有罪としたが、二審・東京高裁は「差別的な起訴だ」との弁護側の主張を認め、裁判を打ち切る「公訴棄却」とした。水俣病の被害拡大を防げなかった国の責任の重さや、小競り合いで患者側もけが人が出たのにチッソ側が起訴されなかった点を重視した。 最高裁第一小法廷では、公訴権乱用の考えを認められるかが焦点となった。審議を補佐した調査官が渡部保夫氏(故人)だった。調査官は地裁などで経験を積んだ裁判官が担い、事件の事実関係を精査し、過去の裁判例や学説を調べて報告書にまとめる。最高裁の裁判官はこれをもとに議論する。調査官は何を書いた?「積極説がまさる」 渡部氏は報告書で、一般論と…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人米田優人東京社会部|最高裁専門・関心分野司法、刑事政策、消費者問題関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月20日 (日)アジア大会が愛知で開幕今夏、史上5番目の暑さ巨大IT規制「改善進まず」9月19日 (土)日銀、政策金利1.25%に新米が去年の古米より安い中国の若者失業率が最悪水準9月18日 (金)第2次高市改造内閣が発足FRB、3年2カ月ぶり利上げ決定アンダーパス規制15カ所追加9月17日 (木)男女平等、日本は117位自民党の新執行部が発足100歳以上、初の10万人超えトップニューストップページへ愛知・名古屋アジア大会が開幕 45の国・地域が参加、過去最大級18:05交番で血を流す男性巡査見つかる、意識不明 拳銃で自殺図ったか23:00台風25号、21日夕以降に関東接近か 東京ゲームショウ最終日中止22:16フーシ、サウジ首都攻撃認める 空港近くで燃料タンク炎上、爆発音も3:52高市氏に感じる男社会への諦めとしたたかさ ガラスの天井破った先は16:00天皇陵示す「八角形」の痕跡、写真で明らかに 宮内庁への開示請求で6:02