私のライフシフトストーリー 山本萌毎日新聞 2026/9/18 10:00(最終更新 9/18 10:00) 有料記事 3677文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷58歳で京都大に合格した瀧本哲哉さん=東京都千代田区で2026年8月12日午後4時12分、山本萌撮影 役職定年を機に受験勉強を始め、58歳で京大生に――。 元銀行員の瀧本哲哉さん(70)は仕事の傍ら約3年にわたって勉強を続け、2015年春に一般入試で京都大経済学部に合格した。 言うまでもなく、勉強に集中できる若者でさえ突破が難しい狭き門だ。 記憶力が衰える50代から、しかも働きながらの勉強はたやすいものではなかったが、人生経験が豊富な中高年世代だからこその利点もあったという。 瀧本さんはどうやって最難関をくぐり抜けたのか。 <主な内容> ・まさか自分が…… ・役職定年迎え、息子の参考書で勉強開始 ・「合格まで何年かかっても問題ない」 ・文系科目で社会人経験生かし ・定年間際の合格、家族の反応はさまざま ・学生寮で節約、他学部の授業も受講 ・卒業後は大学院へ ・「気力、体力が続く限り学びやめない」まさか自分が…… 瀧本さんは北海道で生まれ、父親の転勤に伴い幼少期から千葉で暮らしてきた。 大学卒業後は千葉県内の地方銀行に入行し、毎朝満員電車に揺られて夜遅くに帰宅する日々が続いた。 29歳で結婚し、2人の息子に恵まれた。 30代後半のある日、定年後に大学に入学するという他行の先輩に出会った。 その時は「そんな道もあるんだな」というくらいの認識でしかなく、まさか自分が20年後に歩むことになるとは思ってもみなかった。役職定年迎え、息子の参考書で勉強開始 転機となったのは、11年5月に55歳で役職定年を迎え、関連会社に出向したことだった。 その数年前、次男が通っていた北海道大を妻と訪れた時のことが頭に残っていた。 「こんな環境でもう一度勉強できたら楽しいだろうな」 出向して時間に余裕ができたため、余暇を利用して受験勉強を始めてみることにした。 手始めに、自宅を巣立った息子たちが残していった参考書や問題集を開いた。 この段階では具体的な志望校はなかったが、勉強を始めると想像以上に面白く、いつの間にか翌日に仕事を控えていても眠るのが惜しくなるほど夢中になった。「合格まで何年かかっても問題ない」 休日だけでなく、平日の往復通勤電車内と夜の時間をフル活用したが、受験勉強に充てられる時間は若い受験生に比べて圧倒的に少なかった。 それでも、焦りは全くなかった。 「(10代の頃と違って)今は合格するまで何年かかっても問題ない。年寄り受験生の強みだと思っていました」 日中は仕事で予備校に通う時間はなかったため、大手予備校が毎月行う日曜日の模擬試験を目いっぱい活用した。 ものは試しと最初に受けたセンター試験(現在は大学入学共通テスト)の模試では、数…この記事は有料記事です。残り2598文字(全文3677文字)【前の記事】激務で奥歯割れた元外資系エリート 55歳で始める「本当の私」関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>