「上官からパワハラ、うつ状態に」元陸上自衛官の男性、損賠求め提訴

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2026年9月17日 20時00分相川智会見する原告の母(左)と代理人の平田かおり弁護士=2026年9月17日午前10時38分、広島市中区上八丁堀、相川智撮影 元陸上自衛官の男性(24)が、上官からのパワーハラスメントでうつ状態になったなどとして、国を相手取り、約880万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。男性の母親が17日に記者会見し、「裁判での徹底的な真相解明と、ハラスメントを根絶する具体的な対策が講じられることを強く願う」と訴えた。 提訴は11日付。訴状によると、男性は2021年10月~25年3月、陸自海田市駐屯地(広島県海田町)で陸士として勤務。24年9月、右足を骨折して自衛隊が「半長靴」と呼ぶ戦闘靴を履ける状態ではなかったにもかかわらず、11月ごろまで、威圧的な口調や暴言とともに半長靴を履くよう繰り返し命じられた。右足は変形したという。ほかにも就職活動の妨害や有給休暇中の勤務強要、熱中症への不当な対応などがあったとしている。 男性は自衛隊に調査をするよう求め、半長靴を履くよう指示したことは認められたが、実際には履いておらず、また威圧的な言動はないなどとしてハラスメントではないと認定された。その後、男性が加害者だと訴える上官らは、部下を持たない部署へ事実上の降格になったという。 男性は退職後、25年4月から民間会社で正社員として働き始めたが、うつ状態で勤務ができなくなって休職した。今年7月から別会社で契約社員として働いているが体調は戻っていないという。 会見では母親が男性の手紙を代読。男性は「駐屯地では人格を否定するような暴言、理不尽で執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受けて暮らしていた。訴状の内容を読み返すだけで、苦痛がよみがえりつらくなる。自衛隊内の過酷なハラスメントの実態を知ってもらいたい」と訴えた。 海田市駐屯地の広報担当者は取材に「詳細を確認中のため、現時点では回答できることがない」と話した。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人相川智広島総局|事件・司法担当専門・関心分野政治、地方創生、スポーツ、交通関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月17日 (木)男女平等、日本は117位自民党の新執行部が発足100歳以上、初の10万人超え9月16日 (水)石井準一参院幹事長が交代へ基準地価1.5%上昇消費減税の大綱を閣議決定9月15日 (火)中部電力の社長と会長 辞任へAI開発「遅らせるべきだ」富士山のヘリ救助 有料化へ9月14日 (月)新顔・古謝玄太氏 沖縄知事に待機児童が9年ぶりに増加首都圏新築マンション1.6億円トップニューストップページへ小泉防衛相が鳥取知事に謝罪「ご迷惑おかけして…」 空自無人機墜落18:55スーパーで従業員刺され死亡、元夫逮捕「殺そうとした」 大阪・大東18:47裁けない裁判官が判決言い渡し 識者「聞いたことがないミス」17:47AIの子ども利用、感情依存や学業不振のリスクも 対策乗り出す各国16:00給料日前の5連休、お金かけずに楽しむ術 「お手伝い」も「節約」も6:00早明浦ダム迫る貯水率0% 過酷な「平六渇水」経て造られた水源の力8:00