テラ・クライシスインタビュー 大野友嘉子毎日新聞 2026/9/16 06:00(最終更新 9/16 06:00) 有料記事 2213文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷引き揚げられた、レアアースを含むとみられる泥水をボトルに詰める様子=SIP/海洋研究開発機構提供 社会を変えるテクノロジーの陰には、それを支える途方もない量の鉱物資源が存在する。その安価な供給源としてこれまで中国を頼ってきた先進国に危機感が広がっている。依存から脱却する方策はあるのか。英国のジャーナリスト、エド・コンウエイ氏は「友好国連携」が鍵になると説く。【聞き手・大野友嘉子】数十年の「忘却」 私たちは鉱物を必要とし続ける。それなのに、特に先進国ではサービス業に従事する人が増え続け、あらゆる経済活動において物理的資源がいかに重要であるかを忘れていた。 インターネットは光ファイバーに依存し、光ファイバーは砂を原料とするガラスから作られる。人工知能(AI)は半導体やデータセンター、送電網を支える膨大な資源に依存している。 この数十年間に私たちの関心は資源から遠ざかってしまった。だが、需要が途絶えたことは一度もない。 ベルリンの壁崩壊と冷戦終結以降、私たちは必要な資源や鉱物を世界中のどこからでも自由に調達できるという考えに慣れ過ぎてしまった。 例えば希土類(レアアース)では、中国が世界で最も安価な生産拠点としての地位を築いてきたため、多くの国は自国で調達するよりも中国からの購入を選んできた。経済観の転換 しかし現在、中東や欧州での紛争、南シナ海をはじめとするアジアの緊張などによって、世界はより不安定で危険な時代に入りつつある。そうした状況では、レアアースや銅などが「注文すれば当然届く」という保証はなくなる。 その結果、資源の供給源や生産地が再び重要になっているのはシンプルな話だ。だがそれは、私たちが過去半世紀にわたって抱いてきた「価格こそが最も重要」という経済観を見直すことを意味する。 日本は資源に乏しい地理的条件と過去の経験から、鉱物資源やエネルギーの安定供給を国家的課題と捉えてきた。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)のような組織を通じて資源安全保障を制度的に重視してきた点で、主要7カ国(G7)の中でも先進的な存在だ。 日本には重要な役割を果たすポテンシャルがある。鉄鋼や化学から先端技術まで多くの分野で依然として強力な製造業の基盤を維持している。半導体製造に欠かせない材料や電池、エネルギー転換に不可欠な多くの技術でも高い競争力がある。もちろん中国との競争は厳しさを増しているが、米英などと比べれば日本の製造能力は今なお相当維持されている。今後の展望 2030年ごろを展望してほしい。G7の結束は…この記事は有料記事です。残り1193文字(全文2213文字) 国際秩序が揺らぐ中、人類は限られた資源をどう共有し、また守っていくべきでしょうか。国内外の専門家に聞きました。 <エイミー・ジャッフェ氏 米の資源戦略は> <ラバ・アレズキ氏 「重要鉱物の時代」の新たなリスク> <小山堅氏 持たざる日本の生きる道は=17日朝アップ> <所千晴氏 都市鉱山が開く活路=18日朝アップ>【前の記事】「空気鉄電池」を支援する米資源戦略 「戦時下」に必要な連携は関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>