2026年9月21日 8時00分有料記事大坪実佳子喫茶で働く「ばあちゃん」(左)=福岡県春日市、比田勝大直撮影 75歳以上の高齢者に生きがいと、収入、居場所を。そんな目標を掲げ、働く場を生み出してきた人がいます。「うきはの宝」代表取締役の大熊充さん(46)。「ばあちゃんビジネス」を手がけるきっかけは、20代のときに生死をさまよったバイク事故でした。バイク事故で車いすに 「もう僕は、終わった」 台所では、「ばあちゃん」たちがリズム良く食材を刻んでいた。お盆に、熱々のエビチリや中華スープ、炊き込みご飯など野菜たっぷりの料理が並ぶ。ばあちゃん喫茶のメニュー=福岡県春日市、比田勝大直撮影 週1回、3時間半だけ営業する「ばあちゃん喫茶 春日ぶどうの庭店」(福岡県春日市)。客の「おいしい」に、ばあちゃんたちの顔がほころんだ。 福岡県うきは市出身の大熊さん。 先生と折り合いが悪く、中学で不登校に。 高校は入学後すぐやめた。 大阪へ行きバイク屋を目指すも、椎間板(ついかんばん)ヘルニアで夢破れた。 転機は、25歳の夜だった。 宮崎県内をバイクで走っていたら、カーブで石に乗り上げ中央分離帯に激突。鎖骨を粉砕骨折し、けがの手術から別の病気を発症した。右半身が動かず、車いすになった。 「もう僕は、終わった」 不眠症になり心が安定せず、入院中は夜になると、転倒のおそれがある高齢者とともにナースステーションの近くに集められた。そんな自分に、話しかけてくる人たちがいた。 「どこが悪いん?」 「何で入院しとるん?」 ばあちゃんたちは、自分が一番聞かれたくないことを遠慮なく尋ねてくる。 うっとうしくて、無視した。 それでも毎晩、声をかけてきた。うるさいほど元気だったばあちゃんが… だんだん可笑(おか)しくな…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人大坪実佳子文化部 be編集部専門・関心分野人権、平和、子ども、文化、食関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月21日 (月)65歳以上が総人口の29.6%に長寿の親持つ人は長生き傾向スガキヤ、20年ぶり関東へ9月20日 (日)アジア大会が愛知で開幕今夏、史上5番目の暑さ巨大IT規制「改善進まず」9月19日 (土)日銀、政策金利1.25%に新米が去年の古米より安い中国の若者失業率が最悪水準9月18日 (金)第2次高市改造内閣が発足FRB、3年2カ月ぶり利上げ決定アンダーパス規制15カ所追加トップニューストップページへ台風25号、昼すぎから関東甲信にかなり接近 線状降水帯の可能性も7:00ドイツ極右AfD、北東部の州でも第1党に メルツ首相「大惨事だ」7:30二重被災で住民ゼロの間垣の里 「とく」と「わきお」が引っ張る復興6:00「正当化はできない」 エド・シーランが騒動後、ガザの状況に初言及7:0085歳の訪問看護師が見つめる命 老いた人が老いた人を支える時代に7:00「鶏肉人間コンテスト」って何ですか? 助走から始まり… マンガ6:50