深掘り2026年7月4日 12時00分有料記事安田琢典今年4月1日の発行号で休刊したトラウトに絞ったフライ、ルアー専門誌「Gijie」=2026年5月15日午前10時33分、東京都豊島区東池袋2丁目、安田琢典撮影 川や湖に生息するトラウト(サケ、マス類)をターゲットにしたフライ、ルアー釣り専門誌がこの春、休刊した。背景にあるのは、出版不況だけではない。気候変動による、河川環境の悪化も影響しているという。 1997年創刊の「Gijie(ギジー)」は4月、定期刊行を終え、休刊すると誌面で明らかにした。 「本誌休刊のご挨拶(あいさつ)」はこう続く。「最大の理由は、読者の皆様に納得していただけるような誌面作りが、現状では難しいと判断したことによります」「温暖化による異常気象とそれに伴う水害や河川復旧工事、地震、川鵜(かわう)による食害、外来種の勢力拡大……」「フィールドは荒れ、魚たちの生息域、個体数は減少傾向にあります」 ギジーは、ヤマメやイワナといったトラウトをターゲットにした国内初のフライ、ルアー専門誌だった。創刊から3年後、ルアー記事に特化するようになった。 記事は釣り人に同行するルポルタージュが多かったものの、識者による河川環境の重要性を訴える論文も掲載した。川の魅力伝えてきたが… 「釣り人は川の番人であるべきだ」。編集長を務めた山中満博さん(59)の強い思いが反映されていた。 「ルアー釣りの魅力を多くの人に伝えたことだけでなく、河口から源流まで様々なトラウトが生息する河川そのものの魅力を伝えられたと思う」 雑誌の意義をそう語る山中さんだが、ここ十数年で河川環境はどんどん悪化したと感じている。 利根川水系や千曲川水系をはじめ、毎年のように全国の主要河川で大規模な水害が発生。猛暑や少雨などの影響から、渇水が珍しくない状況になった。 休刊を決定的に意識したきっかけは、2023年9月の釣行だったという。雄物川も北上川も…落ち込んだ釣果 毎年、渓流釣りが禁漁を迎え…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月4日 (土)欧州に熱波、死者が急増長期金利一時2.81%高値永住要件に日本語・生活学習7月3日 (金)サッカー日本代表が帰国高市首相がインド初訪問内密出産 東京で7人7月2日 (木)全国の路線価、2.9%上昇日銀短観、予想上回る改善富士山の登山シーズン始まる7月1日 (水)ブラジル戦から見えた差皇室典範改正案を閣議決定1ドル162円の深層トップニューストップページへカボベルデ、前回王者に惜敗 離散の歴史の先に故郷を結んだサッカー10:38テイラー・スウィフトさん2万人収容アリーナで挙式 開催には苦言も11:06中道「40万円支給」批判に見る政治不信と誤解 「落選者」は不要か12:00雨の日に思い出す父 水没した千寿園で犠牲、あっという間の6年12:00トラウト釣りのルアー専門誌が休刊「ルポ困難に」 背景は気候変動?12:00「るるぶ」と思ったらカレー!430万食ヒット 書店やゲーセンでも6:50