2026年7月4日 16時05分北沢卓也緊急時の対応や防災についての説明を聞く夜間中学の外国人生徒ら=2026年6月30日午後6時17分、愛知県一宮市、北沢卓也撮影 愛知県国際交流協会は今年度、外国人住民に向けて日本の制度や生活ルールを伝える「アウトリーチ型オリエンテーション」に取り組む。協会の多文化ソーシャルワーカーが自ら地域へ出向く「アウトリーチ」の手法で、外国人の孤立防止や地域への定着につなげることを目指すという。 外国人生徒の比率が高く、来日したばかりの生徒も多い夜間中学校を対象に、名古屋市や豊橋市などの4校で催す。学校側と話し合った結果、6月末から7月上旬にかけて開く第1回は「緊急時の対応・防災」を取り上げることにした。 一宮市の県立いちのみや中学校では6月30日に開催。外国人生徒には通訳がつき、多文化ソーシャルワーカーがテレビなどで流れる避難情報と警戒レベルや、避難場所や津波避難ビルを示すマークの意味などを説明した。生徒らは、多言語に対応している無料の災害情報アプリをスマートフォンで実際に使ってみた。オリエンテーションでは災害時の警戒レベルについても説明された=2026年6月30日午後6時20分、愛知県一宮市、北沢卓也撮影 フィリピン人の女性は「警戒レベルの説明を聞いて安心した」と話す。日系ペルー人の女性は「時々テレビで流れる地震情報にびっくりする」と言い、「今日の授業はすばらしかった」と話した。 アウトリーチ型オリエンテーションは、政府が1月に発表した外国人政策の「総合的対応策」の中で試行が位置づけられている。出入国在留管理庁は「相談窓口を知らない人や来られない人が一定数いるだろう」として、今年度、オリエンテーション事業を試行。取り組む自治体を募集し、手を上げた自治体に交付金を出している。緊急時の対応と防災をテーマにしたオリエンテーション。外国人生徒らはひらがな書きやルビが振られた資料を見ながら説明を聞いた=2026年6月30日午後6時7分、愛知県一宮市、北沢卓也撮影 予算は2億円強で、1次募集には約40自治体が応じ、現在、2次募集中だという。入管庁の担当者は「取り組みを積み重ね、できれば今後も続けていきたい」と話す。 今年度の協会の取り組みも、入管庁からの交付金を元にした愛知県からの補助金が充てられている。協会は11~12月に、同じ夜間中学4校で第2回のオリエンテーションを実施する予定だ。この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人北沢卓也名古屋報道センター 論説委員補佐兼務専門・関心分野憲法が関わる社会課題、定住外国人、公共交通関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月4日 (土)欧州に熱波、死者が急増長期金利一時2.81%高値永住要件に日本語・生活学習7月3日 (金)サッカー日本代表が帰国高市首相がインド初訪問内密出産 東京で7人7月2日 (木)全国の路線価、2.9%上昇日銀短観、予想上回る改善富士山の登山シーズン始まる7月1日 (水)ブラジル戦から見えた差皇室典範改正案を閣議決定1ドル162円の深層トップニューストップページへフジテレビドラマ出演者の「ハラスメント」報道、SNSで中傷広がる14:00アメリカ独立と250年後の「第2の建国」 復権重ねるトランプ史観6:00熊本豪雨から6年、各地で追悼 進むインフラ再建、自宅に戻れぬ人も14:04衆院解散で韓国視察を中止 福岡県議、キャンセル料を政活費から支出14:00中道が落選者の生活に40万円支給? 誤解の背景にある政治不信12:00テイラー・スウィフトさん2万人収容アリーナで挙式 開催には苦言も11:06