毎日新聞 2026/7/3 16:00(最終更新 7/3 16:00) 有料記事 2696文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷撮影中の芦澤明子さん=本人提供 「昨年くらいから、ちょっとうまくなった気がするんですよね」。日本における女性撮影監督の第一人者で50年以上のキャリアを持つ芦澤明子さん(75)から、思いも寄らぬ言葉が発せられた。「年を重ねたせいかもしれないけど、作品のテーマや、監督が何を思っているかを深く考えられるようになりました。だから『もう少し、仕事を続けていいですか?』という気持ちです」とちゃめっ気たっぷりに笑う。「若い人からエネルギーをもらったおかげで、腕も上がったのかも」と語る芦澤さんが今、映画の未来にはせる思いとは?【西田佐保子】カンヌで受賞、女性として2人目 黒沢清監督、深田晃司監督、沖田修一監督らの作品を手掛けたことで知られる芦澤さんは今年、カンヌ国際映画祭で優れた撮影監督の功績をたたえる「ピエール・アンジェニュー・トリビュート賞」を受賞した。女性としては2人目、日本人として初の受賞となる。 「女性だからではなく、過去の作品も見て、自然光を生かした日本的な美に共感していただけたことがうれしかったですね」 撮影監督は、映画ファンにもその役割があまり知られていない。芦澤さんはこの肩書に居心地の悪さを感じているようで、「『撮影者』でいいと思っています。監督と呼ばれる人は一人でいい。映画に申し訳ない」と語り、「監督が思ったことを具体的に画(え)にする人という説明が分かりやすいでしょうか」と話す。 撮影監督の「身体性」が映像表現に与える影響は小さくないという。例えば、長身のカメラマンと、小柄な芦澤さんが見る景色は、物理的に異なる。 「ただ、必ずしも長身であることが有利なわけではありません。自身の特徴を個性としてとらえ、独自の表現を模索することが大切です」 芦澤さんは「少し話は脱線するけど」と、あるエピソードを語ってくれた。 久米宏さんのラジオ番組に出演した際、沖田監督の映画「滝を見にいく」を見た久米さんから「僕が思っていた通りの身長でしたね」と声をかけられた。 長身の久米さんは、自分とは異なる低いカメラの目線に気づき、撮影者がどのくらいの身長で撮っているのかを測りながら映画を鑑賞していたという。 「そんなところを見ていたのかと驚きましたね。うわさにたがわず、本当にすごい人でしたね」「天才」との出会いが変えた人生 大学時代に自主映画を監督していた芦澤さんが撮影監督を目指すきっかけは…この記事は有料記事です。残り1710文字(全文2696文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>