「空気読めない」から寄り添うAIへ ペア碁で探る共生の未来

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毎日新聞 2026/9/5 10:00(最終更新 9/5 10:00) 有料記事 1761文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷AIとペアで対戦する「ペア碁」の大会で向き合う井山裕太碁聖(左手前)と一力遼名人(右手前)。それぞれの隣に座っている男性はAIの手を代わりに打つ=東京都目黒区の東京科学大で2026年8月29日、牧野宏美撮影 最先端モデルの登場など進化がめざましい人工知能(AI)。近い将来人間の能力を超え、脅かす存在になると見る向きも少なくない。そんな中、人とAIが共生する未来像を探る新しい研究が囲碁の世界で進んでいる。人と囲碁AIがペアを組んで対戦する「ペア碁」を通じ、人の意図をくみ取るAIの開発などを目指すという。一力名人「AIと息が合わなかった」 「AIとのペアは序盤に形勢を損ねると挽回が難しい。今回はAIとなかなか息を合わせることができませんでした」 8月29日、東京都内で開催されたペア碁の大会。一力遼名人は決勝トーナメント初戦で井山裕太碁聖のペアに敗れた後、悔しそうな表情でこう振り返った。 ペア碁とは2人1組が対戦する形式で、1990年に日本で生まれた。ペアが相談せずに交互に打つのがルールで、パートナーが打った手の意図を推測しながら自身の手を考えるなど、通常の囲碁とは異なる発想や戦略が必要になる。 この大会では、人間が囲碁AIとペアを組み、一つの人格「ネオヒューマン(NH)」として対戦した。決勝では一力名人、井山碁聖のほか、芝野虎丸棋聖ら計8人のプロ棋士NHが争った。一環と位置づけられる「ある研究」 大会は、AIとのペア碁をeスポーツにして囲碁の普及につなげるという目的もあるが、ある研究の一環と位置づけられている。 日本ペア碁協会(東京都千代田区)は2025年11月、有識者やプロ棋士らでつくる「ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会」(滝久雄・代表研究員)を発足。脳やAIを研究する池谷裕二・東京大薬学部教授がアドバイザーに就任した。 狙いは何か。研究会は、AIを人間の機能と置き換えるものではなく、互いに理解して高め合う存在ととらえ、「人を補完するAI」「人に寄り添うAI」の開発を目指すとする。勝率追及が最優先の囲碁AI 池谷教授によると、10年前に世界トップクラスの棋士を破った「アルファ碁」といった高性能の囲碁AIは既に人間をはるかに超えるレベルだが、それまでの対局の流れを踏まえず、単純に勝率が最も高い手を打つため、「空気が読めず、人に寄り添えない」という。 実際、大会では一力名人のように囲碁AIの打つ手に戸惑う棋士が多か…この記事は有料記事です。残り838文字(全文1761文字)関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>