今週の本棚・話題の本毎日新聞 2026/9/7 17:30(最終更新 9/7 17:30) 有料記事 804文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷 受験戦争、という言葉があった。 かつて大学受験は「一億総動員」イベントだった。1970年代半ばから80年代にかけて、高校生が受験勉強に必死になる姿をメディアも熱狂的に扱った。時を経て現代では推薦入試や年内合格が一般化し、AIも登場するなかで受験勉強のありかたすら議論される。では、あの当時の熱狂とは何だったのか。メディア史研究の第一人者である著者は、通信添削「オリオン」の会報誌や『私の合格作戦』シリーズなどの「合格体験記」を分析の俎上(そじょう)に載せ、受験生という「無名戦士」たちが構築した独特のメディア空間を解き明かしていく。 『受験戦争のメディア史』(佐藤卓己著・NHKブックス・2090円)の白眉(はくび)は、合格体験記を昭和・平成の日本社会に存在した「文筆的公共圏」(世論をつくる社会空間)の記録として捉え直した点だろう。無名の受験生の合格体験記に、次の世代の受験生は自らを重ね合わせる。スパルタ指導に耐えながら、自らを鼓舞する学生たちの語りというナラティヴがそこに生まれる。合格体験記という自己啓発の集団的記録は、学生…この記事は有料記事です。残り337文字(全文804文字)【前の記事】『受験戦争のメディア史』=三宅香帆関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>