毎日新聞 2026/9/6 14:30(最終更新 9/6 14:30) 1211文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷中京署内にある拾得物保管庫で作業する署員=京都市中京区で2026年8月26日午後2時40分、資野亮太撮影 京都府警に大量の遺失物が届けられている。2025年の拾得件数は約63万件で、1971年の統計開始以来過去最多だった2024年に次ぐ規模になった。府警は今春、本部から署に応援派遣する「落とし物係」を4人から5人に一人増員したが、対応にいまだ苦慮している。背景には遺失物の量だけでなく、現代特有の事情もあるようだ。負担が増える要因は… 中京署の「拾得物保管庫」。棚には、日付などを記したタグが付いたスマートフォンや財布などの落とし物がずらっと並ぶ。誰がどのような状況で落としたのだろうか。デパートで見るようなマネキンもあった。Advertisement 同署には25年に約6万4000件の落とし物が届けられた。府内で下京署に次いで2番目に多い。保管庫の中は冷房設備はなく蒸し暑い。夏の整理作業は過酷だ。 遺失物を取り扱うのは会計課の職員5人。時期に応じて府警本部の会計課から応援人員が派遣される。中京署会計課会計係の東夏実さん(37)は「受け入れる量が多いので、いかに早く的確に持ち主のもとに返還できるか。その処理が大変」と話す。 府警会計課によると、遺失物で一番多いのは、運転免許証やクレジットカードなどの証明書類・カード類で全体の48%。財布類10%、ICカードなどの有価証券類8%、携帯電話類7%と続く。落とし物の中にはマネキンのような珍しいものも届けられていた=京都市中京区で2026年8月26日午後2時46分、資野亮太撮影 近年増えているのが、ワイヤレスイヤホンだ。東さんは「片方だけや、中身がなくケースだけで届く場合もある。電子機器だとワイヤレスイヤホンの落とし物が圧倒的に多い」と言う。 ワイヤレスイヤホンは小さいので、署で保管・管理するのにも細心の注意が必要になる。発火の危険があり注意が必要なモバイルバッテリーなども含めて、便利なアイテムの利用が広がっていることも、落とし物係の負担が増えている一因だ。 スマートフォンの場合はSIMカードから携帯会社に照会をかけて特定したり、免許証の場合は登録の住所に手紙を送ったり。窓口対応や管理業務以外にも落とし物係の業務は多岐にわたる。 増加し続ける外国人観光客への対応も容易ではない。届け出を受理しても、すぐに出国しなければいけない観光客には、日本にいる知人の連絡先を聞くなど、通常の手続きより煩雑になるという。 ホテルからの届け出も増えている。ベッドのそばに置かれたチップかどうかわからない小銭、捨てていったのかもしれないスーツケースなど……。のちのちの宿泊客からの苦情を危惧してだろうか、ホテルなど施設側の「コンプライアンス意識」の高まりも、拾得件数増加の要因になっているという。 府警会計課の宮本英之次席(47)は「応援派遣する職員は各署に出ずっぱり。本部で会うことはほとんどなく、署からのお礼の電話でその活躍を知りますね」。令和ならではの事情も相まって多様化し、負担が増す遺失物業務。それでも「丁寧に業務を進め、1件でも多く、困っている方に返還できるように努めたい」と強調する。【大東祐紀、資野亮太】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>