私のライフシフトストーリー 尾崎修二毎日新聞 2026/9/5 11:00(最終更新 9/5 11:00) 有料記事 3591文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷少子高齢化が進む相武台団地で「ブックカフェHIBARI」(旧ひばりカフェ)を営業する佐竹輝子さん=相模原市で2026年7月10日午後4時55分、尾崎修二撮影 人生100年時代を迎え、中高年世代になってから仕事や住まい、生き方を変える人は珍しくなくなった。 ただ、50~60代といった年代は家族を介護する時期と重なりやすく、思い描いた第二の人生に踏み出せる人ばかりではない。 相模原市で暮らす佐竹輝子さん(75)も予期せぬ介護に直面し、目の前にあったカフェ開業の夢を一度は手放した。 「一生のうちに一つぐらい、好きなことをやってもいいだろうって思ってたけど、『ああ、私はやっちゃいけない運命なんだ』って。諦めたんです」 それでも介護を終え、独り身になった佐竹さんは、64歳から夢の続きを始めた。 夢を実現し、続けてこられたのはなぜだったのか。 <主な内容> ・団地の広場を囲む商店街の一角 ・団地の高齢化率は50% ・衰退にショック ・「お年寄りの居場所作りたい」 ・義母の介助でカフェ開業は白紙に ・義母の次は夫 ・介護を終え、「これが最後のチャンス」 ・店では数々の活動、催しも ・今年2月にリニューアル ・「私自身の居場所に」 次回 50歳目前、ナイキから漬物屋に 決断に後悔も、突き動かす思い(9月9日午前11時に公開予定)団地の広場を囲む商店街の一角 在日米陸軍キャンプ座間のほど近く、小田急線の相武台前(そうぶだいまえ)駅から徒歩約20分のところにある相模原市南区の相武台団地の広場には、大きなケヤキの木が植えられている。 広場を囲むようにテナントが並ぶ商店街の一角に、佐竹さんが営む「ブックカフェHIBARI」(旧ひばりカフェ)はある。 7月の昼下がり、小柄な女性がシルバーカーを押して店を訪ねてきた。 「お弁当作っといたよ。ハンバーグ2人分入れたからね」 佐竹さんは手を止め、用意してあった弁当をシルバーカーのかごに入れた。 「暑いから出てくるのも大変でしょう?」 そんな問いかけに、女性が反応する。 「そうなのよね。そうだ、クリームソーダ二つお願い」 女性は94歳で、3歳上の夫と団地で暮らす。 これから4軒隣の八百屋に寄り、そこで店の人と一緒にソーダを飲んで帰るのだという。 「歩いて行ける範囲で、ゆっくりご飯を食べたり、お茶ができたりするところがなかなかないんですよ」 佐竹さんはそう言うと、お盆に載せたクリームソーダ二つを八百屋に運んでいった。団地の高齢化率は50% 相武台団地は、1960年代に開発された典型的な郊外のマンモス団地だ。 31ヘクタールの広大な敷地に約90棟が並び、多くの家族連れが暮らした。 だが、子ども世代が大きくなると域外に流出し、少子高齢化が急激に進んだ。 今年の年始の時点で、居住者は約4000人。65歳以上の高齢者が50%を超え、市内全体の高齢化率(27%)よりずっと高い。 近くで暮らす佐竹さんは、子どもの頃からこの団地の移ろいを見つめてきた。衰退にショック 東京・四谷で生まれ、小学1年の終わりに相模原に引っ越してきた。 高校卒業後、18歳で結婚、19歳で長男を出産し、専業主婦として3人の子を育てた。 子育てが落ち着いた30代半ばから、キャンプ座間の会計事務所で、正規の職員として働いた。 忙しい日々の中で芽生えたのが、「カフェをやってみたい」という気持ちだった。…この記事は有料記事です。残り2259文字(全文3591文字)【前の記事】「絶対無理」はねのけ、45歳で天職の絵本作家に サトシンさん関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>