「ホストどう」女性捜査員がついて行くと…見え隠れする摘発逃れの闇

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朝日新聞記事現場から2026年9月6日 5時00分有料記事黒田陸離 西崎啓太朗蛍光色のベストを身につけ、繁華街を巡回する大阪市の客引き対策員=2026年8月5日午後10時35分、大阪市中央区宗右衛門町、黒田陸離撮影 8月上旬の夜、大阪・ミナミの道頓堀近くの交差点。 Tシャツにハーフパンツ姿の若い男性10~15人ほどが、人混みの中に紛れるようにして通行人を眺めていた。 主にホストクラブへ客を誘う「ホストキャッチ(客引き)」だ。この記事では、「無料案内所」を利用したとみられる新たなキャッチの手口に、捜査関係者らへの取材で迫ります。後半では、無料案内所の成り立ちや歴史についても解説します。 男性やカップル、外国人観光客には見向きもしない。 動き出すのは、1人か2~3人で歩いている若い女性を見つけたときだ。 「お姉さん、初回どうですか」 「ホスト行きませんか」 あいさつのような声かけ。そこに警戒中だった大阪市の「客引き対策員」もすかさず近づき、拡声機でブロックする。 「客引きは禁止です。話しかけられても無視してくださーい」 若い女性が通るたび、そんな「攻防」が繰り返されていた。ホストクラブが集まる繁華街・ミナミ(記事本文とは関係ありません)=2026年1月9日午後7時16分、大阪市中央区、黒田陸離撮影 こうしたキャッチ行為は風俗営業法や大阪府迷惑防止条例で禁止され、罰則もある。 大阪府警保安課によると、2026年1~6月の半年間で、府内の繁華街で私服警察官らを客引きした疑いで86人(前年同期比22人増)が検挙された。 そのうち、大半の74人がキャバクラやホストクラブなどの接待飲食店への客引きだった。 4月には、同じ系列のホストクラブで働く20代のホストの男3人が、女性捜査員に声をかけ、風営法違反(客引き)の疑いで府警に逮捕された。 このホストクラブをめぐっては、客から府警に「150万円くらいのツケがある」などの相談が多数寄せられていた。府警はこの店舗も家宅捜索した。「バチクソイケメンいけます」 25年6月に施行された改正風営法では、恋愛感情につけこむ「色恋営業」や、性風俗店がキャスト(従業員)の紹介を受けた対価として「スカウトバック」を支払うことを禁じた。 いずれも、悪質なホストクラブを取り締まるためだ。 そんな規制をかいくぐろうと、ホストキャッチによる新たな手口が広がりつつあることが、府警への取材で明らかになってきた。大阪・ミナミの宗右衛門町通り。飲食店や風俗店が立ち並び、夜も多くの人が行き交う=2026年8月5日午後10時51分、大阪市中央区、黒田陸離撮影 5月、ミナミの路上を歩いていた私服の女性捜査員に、20代のキャッチの男が声をかけてきた。 「ホスト行ってほしい、ほんまに」 「バチクソイケメンいけます」 興味を示したそぶりを捜査員が見せると、男は「1回案内所行くやつでもいいですか?」と聞いてきた。 男についていくと、近くの路…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人黒田陸離大阪社会部|府警担当専門・関心分野地方取材、スポーツ、平和、人権西崎啓太朗大阪社会部|事件・事故担当専門・関心分野宗教、移住、災害、中東地域関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月6日 (日)中低所得者に現金給付を検討メルカトル図法やめて 採択一番茶 静岡が2年ぶり首位9月5日 (土)来年度予算要求、過去最大に違法移植、医師らを書類送検日本人が20年連続受賞9月4日 (金)最低賃金、平均1177円世界遺産めざし彦根城推薦へ「まんじゅうや」投票は無効9月3日 (木)ネパール土石流から1週間四国の「水がめ」ゼロの危機「聖闘士星矢」作者が横領被害トップニューストップページへ政府、29年4月に中低所得者に現金給付検討 消費税戻すのに合わせ19:00独自ケーキ店で火災、2遺体発見 「人が刺された」と通報 岐阜・本巣3:30台風24号、前線の影響で7日にかけ大雨の可能性 土砂災害に警戒を18:05「石破さんのおかげで高市人気がある」 反石破急先鋒が見た引き際6:00くら寿司、「ちいかわ」コラボキャンペーンを中止 「従業員が不正」23:42悠仁さま、20歳の誕生日 心を寄せてくれた人たちに感謝の気持ち0:00