「放射能攻撃の危険」など虚偽のメッセージが表示されたウクライナの空襲警報アプリ=キーウで2026年11月2日、ロイター ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、米公共放送PBSの取材に対し、ウクライナがロシアの空襲警報アプリにサイバー攻撃を行ったと明らかにした。ロシアがウクライナの空襲警報アプリをハッキングしたことへの報復だという。 ロシア全域で1日夜から2日にかけて、露緊急事態省が提供する一般向けのスマホアプリで「核攻撃の危険」を警告するメッセージが表示された。地下への避難や、3週間分の食料の備蓄も呼びかけられた。同省は「アプリがサイバー攻撃を受け、虚偽の情報が流されている」と発表していた。Advertisement これに先立ち、ウクライナのキーウ周辺でも1日夜、空襲警報アプリで「放射能攻撃の危険」などの警告が出た。ウクライナ空軍は「ロシアの干渉によるもの」との見方を示し、警告は虚偽と発表。アプリは復旧作業のため、一時的にサービスが停止された。 ゼレンスキー氏はPBSに対し「市民を攻撃するなら我々はやり返す」と語った。 ロシアのウクライナ侵攻を巡っては、最近、南部オレシュキ周辺で6日間にわたる局地的な停戦が実現した。だが停戦期間中もほかの地域での戦闘は続き、デジタル分野での応酬も激化している。【ベルリン五十嵐朋子】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。