学校司書の配置日数削減について説明する静岡市教委の中村百見教育長=静岡市役所で2026年10月27日、道下寛子撮影 静岡市教育委員会は、公立小中学校の学校司書の配置日数を来年度から削減する方針を明らかにした。市教委は「公平な配置を行うため」と理由を説明するが、学校司書からは「児童生徒の読書の機会が制限される」などと懸念の声が上がっている。【道下寛子】 市教委は現在、学級や児童生徒の数に応じて学校司書を年125~175日以内で配置し、全員が非正規職員だ。25学級以上かつ児童生徒数700人以上の公立小中学校の場合、平均週4・5日(年175日)、1日5時間勤務している。 来年度からは平均週0・5時間削減し、週3~4日、年120~160日以内とする。これまで年163日以上勤務する学校司書には期末手当などが支給されていたが、来年度以降は全員が対象外となる。 市教委は電子図書館や検索システムの導入が進んだことを受け、「実態により即した公平な配置を行うため、学級数に依存しない児童生徒数を基にした新たな配置基準へ見直す」としている。 静岡市教委の中村百見教育長は10月27日の定例記者会見で「実際の学校運営で支障が生じないとは断言できない。見直し案について(関係者に)説明して、必要なところがあれば(変更を)検討していく」と説明した。「図書室の環境悪化」も 静岡市内の公立小中学校で現在、学校司書を担う7人が10月中旬、毎日新聞などの報道機関の取材に応じ、「図書室の環境が悪化し、児童生徒に悪影響を与える」と配置日数の削減方針に懸念を示した。 同27日の市教委の説明では、学校司書が不在の間も教職員や児童生徒が図書室を開けている学校があるとし「学校司書がいなくても図書室の利用は可能」と理解を求めた。 これに対して、現役の学校司書は、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事