学級写真の廃止撤回「保護者の声むげには…」 名古屋の小学校

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教室=斎藤文太郎撮影 年度初めに撮影する子どもと教員の集合写真(学級写真)を廃止した名古屋市瑞穂区の市立小学校2校のうち1校が方針を転換し、再び撮影することが関係者への取材で判明した。 瑞穂区では今年度から、児童約260人が通うA校と約800人が通うB校が学級写真を廃止した。 A校は昨年度末、個人情報保護などを理由に学校側がPTAなどに打診するなどし、廃止を決めた。B校は4月、プライバシー保護などを理由に廃止を保護者に伝達した。ただ、修学旅行の集合写真や運動会のスナップ写真は継続するとし、保護者側は「矛盾している」などと反発。毎日新聞は9月、B校を巡る動きを報道した。Advertisement その後、A校の保護者から、学級写真の復活を望む声があがり、PTAは保護者アンケートを実施。学級写真の撮影・販売の必要性を「感じる」が61%で「感じない」が22%、未回答が17%だった。結果を受けて学校側は対応を協議し、廃止の撤回を決めた。名古屋市教育委員会の入る市役所東庁舎=2023年11月1日、川瀬慎一朗撮影 A校の教頭は「それだけの声をむげにはできない。学校運営は子どもや保護者の声を聞きながら進める事が大事だと改めて確認した」と話す。撮影を希望しない児童には配慮するという。 一方、B校では保護者から復活を求める署名が提出されたが学校側は対応を変えていない。10月19日、初めて保護者向けの説明会が開かれたものの従来の説明が繰り返されただけで、ある保護者は「学校側は何を守りたいたのか。『何かをやった』という実績作りのための廃止ではないのか」と憤っている。 市教育委員会は報道後、緑区の小学校でも学級写真を廃止したことを把握。市内の全259小学校のうち廃止は2校となった。【川瀬慎一朗】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。