「よそ者の視点」で高松を見つめたバイオリニスト、7日に公演

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バイオリニストの加藤綾子さん。高松市で滞在制作し、11月7日に同市屋島山上の「やしまーる」でトークとパフォーマンスを行う=高松市で2026年8月20日午後2時16分、森田真潮撮影 日本で女性バイオリニストとしてクラシック音楽に取り組むこととは――。演奏家として活動しながら、そんな問いをはらんだ独自のパフォーマンスで注目されている加藤綾子さん(33)が7日、高松市で滞在制作した新作の公演を、同市の屋島山上交流拠点施設「やしまーる」で行う。 加藤さんは東京都出身。洗足学園音大大学院やベルギーの音楽院「IMEP」修士課程を修了し、即興を含むクラシックや現代音楽のバイオリニストとして活躍している。これまで、アジア系の小柄な女性の体で楽器を使って、白人の大きな体の男性たちの世界で出来上がってきた西洋音楽の曲を演奏することのアンバランスさや、公演時の衣装などで“美しい女性”であることを求められることへの疑問を感じてきたといい、近年は「クラシック音楽的な身体」を捉え直すパフォーマンスも活発に行っている。Advertisement7日はトークにゲストも 高松市が公募で芸術家を招いて滞在制作してもらうアーティスト・イン・レジデンス事業に参加し、8月に約3週間、同市に滞在。合唱団や音楽祭などでクラシック音楽に関わる人たちや、地域の祭りなど民俗芸能に関わる人たちからの聞き取りを重ね、今回の公演を構想した。加藤さんは「高松という場所を、西洋音楽と民俗芸能という二つの側面から、よそ者の視点で見つめた。歴史の中での(地域間や男女間の非対称的な)権力の流れや、いま失われつつあるものに思いをはせてもらえるような公演になれば」と話している。 7日の公演は「ランウェイ」と題し、午後2時開演。トークとパフォーマンスで構成し、トークゲストに香川県土庄町の豊島と高松市を拠点とする美術家、安岐理加さんが参加する。入場無料。市文化芸術振興課(087・839・2636)【森田真潮】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事