子育ては本能でない 育児放棄されたオランウータン、人との共通点

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深掘り2026年11月5日 9時00分有料記事永野真奈【動画】多摩動物公園のオランウータン舎の室内展示場で遊ぶ、ボルネオオランウータンの親子=永野真奈撮影 母親から育児放棄され、日本で初めて「代理母」に育てられたオランウータンが母親となった。子育ては経験を通じて学ぶものだと専門家は指摘し、オランウータンの子育てからは、人間の社会との共通する問題も見えてくる。 多摩動物公園(東京都日野市)で3月、ボルネオオランウータンのチェリア(11)に赤ちゃんが生まれた。チェリアは幼い頃に母親から育児放棄され、2歳の時によこはま動物園ズーラシア(横浜市)から引っ越してきた。 飼育担当者がミルクをあげる人工哺育で育つと、動物本来の行動を親から学べず、その後の生活に支障をきたす可能性がある。そこで多摩動物公園では、子育てを終えた当時50歳過ぎのメスのジュリーがチェリアの母親代わりとなった。動物園によると、出産したメスと違うメスを「代理母」とする試みは、国内で初めてだったという。母親のチェリアと子どものジュリア=(公財)東京動物園協会提供出産後、すぐに抱き寄せるも…… 飼育担当者によると、チェリアは出産直後、我が子を足で受け止め、すぐに抱き寄せ、その後は片時も離すことがなかったという。 しかし、しばらくすると子どもに脱水のような症状が表れた。授乳が十分でないと判断し、生後約2週間で人工哺育に変更。約1カ月後に子どもを戻すと、すぐに抱き上げたが、授乳は確認できず、おり越しに哺乳瓶を子に差し出す方法で、飼育担当者がミルクを与え命をつないだ。 ただ、生後3カ月ほどになると、変化が表れた。子どもが自ら乳首に吸いつき、それをチェリアも許すように。今も人の助けを受けながら、母子が一緒に暮らし、飼育担当者は「子どもも育ち、チェリアにも余裕が出てきたように感じる」と話す。オランウータンは「少子化の大先輩」 ただ、日常とも言えるこの親…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人永野真奈東京社会部|ジェンダー担当専門・関心分野ジェンダー、子ども、性暴力関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月5日 (木)米中間選挙、共和党が大敗日経平均、一時3千円超の下落サイバー攻撃の対策を後押し11月4日 (水)冷蔵庫にサイバー攻撃相次ぐエンゲル係数 44年ぶり高水準不登校が急増 コロナ禍影響か11月3日 (火)GMO代表、不正アクセスを謝罪「憲法9条の碑」全国で急増冥王星の先に新たな準惑星か11月2日 (月)防災庁、きょう誕生スズキがホンダ・日産抜く眼科で視力検査 経験なし多数トップニューストップページへトランプ氏、大敗翌日も大広間自賛 戦争の代償問うバンス氏と温度差7:38トランプ氏の口撃も不発、「不倫問題」抱え 「愛」で崩れた赤の牙城21:30「うっかり失言とはみない」 王毅氏が示す不信感と求めた「訂正」9:00「書道」をユネスコ無形文化遺産へ登録勧告 文字を書く習慣広く対象1:34航空再編を左右する「ドル箱」発着枠の行方 カギ握る「市場の番人」9:00柴咲コウ、ネトフリ映画で演じた節約暮らしの主人公に「共感の嵐」7:00