上皇さまの意向受け、将来の葬儀の規模縮小へ 宮内庁が検討

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2026年9月2日 21時43分中田絢子 編集委員・島康彦河西秀哉さんのコメント葉山御用邸の近くを散策し、集まった人たちと言葉を交わす上皇ご夫妻=2026年5月19日午後6時15分、神奈川県葉山町 宮内庁が上皇さまの意向を受け、逝去の際の葬儀について大幅に縮小する方向で検討を進めていることがわかった。皇室の儀式で、一般の告別式にあたる「葬場殿の儀」を皇居・宮殿で行い、参列者を数千人削減する。儀式についても簡素化する。昭和天皇の逝去時には儀式が大規模で長期間に及んだことから、上皇さまは国民生活への影響を少なくしたいという意向を宮内庁側に示していた。 こうした方針は天皇陛下や秋篠宮さまも了承しているという。 上皇さまは現在92歳で、12月に93歳を迎える。退位後は公的な活動から一切退いているが、宮内庁幹部によると、体調に深刻な問題はなく、上皇后美智子さまと静かな生活を送っている。 2017年に成立した上皇さまの退位を可能とする皇室典範特例法は、上皇の葬儀については「天皇の例による」とし、天皇と同等の儀式を行うことを想定している。 ただ、上皇さまは退位前から自身の葬儀については簡素化したい方針を示していた。宮内庁は2013年に葬儀の方針を公表。陵を昭和天皇陵より小さくし、土葬ではなく火葬とすることなどを公表した。昭和天皇の逝去時、1万人参列 2016年に公表した退位の意向をにじませるビデオメッセージの中でも、皇室のしきたりから天皇の葬送に関する行事、儀式は長期間にわたることに触れ、「その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません」と指摘。「こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります」との思いを打ち明けていた。 昭和天皇の逝去時には葬場殿の儀と、国が行う「大喪の礼」を新宿御苑で行い、国内外から約1万人が参列。世間には自粛ムードが広がり、国民生活にも大きな影響が及んだ。 宮内庁関係者によると、上皇さまの葬儀では、参列者の数を数千人減らす方針だという。「儀式の本質保ち、ふさわしい工夫を」所功京都産業大名誉教授の話 非常に大事なことで、ご叡慮(えいりょ)の結果だと思う。国民生活への影響を考えてのこともあるだろう。皇室にとっては当然のご発想で、伝統とも言える。同時に、明治以降に欧州の王室にならって、華麗華美に整えられた宮中儀礼を現代にふさわしいあり方としたいというお考えもあったかもしれない。 これまでも宮中行事は、前例にならった上で時代に合うように手直しされてきた。政府や宮内庁には、儀礼に備わるべき威厳や、その本質を保ったまま、ふさわしい工夫を重ねる努力を求めたい。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人中田絢子東京社会部|宮内庁担当専門・関心分野皇室、憲法、平和、政治、運輸島康彦社会部|編集委員専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月2日 (水)長期金利 一時3.000%備蓄米21万トン買い戻しへ秋山豊寛さん死去 84歳9月1日 (火)中道改革連合 事実上の解体へ核のごみ調査 国が申し入れ歌舞伎町ビル火災 25年8月31日 (月)情報開示わざと遅らせる投稿生活道路 60→30キロ規制に「ワーホリ」ビザ発給抑制へ8月30日 (日)原油の中東依存 9割から6割に不同意性交事件 把握進む江戸時代の食事、塩分高すぎトップニューストップページへネパール土石流「援助でなく正義と補償を」 外相、米中印に責任問う19:00上皇さまの意向受け、将来の葬儀の規模縮小へ 宮内庁が検討21:43ぬいぐるみ盗んだ罪、被告の保釈認める決定 最高裁が地裁の判断覆す17:38「聖闘士星矢」作者が横領被害 元マネジャーらに28億円の賠償請求14:34ジョン・レノンとオノ・ヨーコさん孫誕生 息子ショーンさんに第1子18:30フレディ・マーキュリーが最も不安になった日 元婚約者に見せた葛藤11:00