深掘り2026年9月4日 20時30分有料記事高島曜介マイクロソフトが提供する監査ログの検索画面。「メンバー削除」など、Teamsチャットの操作記録を確認することができる(画像の一部を加工しています) 削除されているため確認できない――。総務省は、問題となったマイクロソフトのTeams(チームズ)のチャットについて、そう説明してきた。削除時期や、誰が削除したのかも「わからない」という。 一方で、林総務相は4日、削除されたチャットの復元について「内部の業務連絡などに使われたもので、復元などの手段による確認を行う必要はない」と話した。 そもそも確認する手段はあるのか。 マイクロソフトの公式資料によると、チャットを削除しても、一定の条件のもとで投稿内容を確認できる権限と仕組みがある。朝日新聞社のエンジニアが実際に検証し、チャットを削除するための操作でも、誰がいつ行ったのかを示す関連記録が残ることを確認した。 Teamsチャットは、マイクロソフトが行政機関や企業向けに提供する業務用クラウドサービス「Microsoft365」に含まれる。 マイクロソフトによるとTeamsチャットは、利用者が普段見る画面とは別に、サービスを利用する行政機関や企業が内部調査などをする際に検索できるよう、記録を保存する仕組みがある。保存条件を満たしていれば、チャット自体が削除されていたとしても、時期やキーワードから検索でき、タイトル、投稿者、内容、日時も確認できるという。 こうした内容を確認するには専用の権限が必要で、組織内で内部調査などを担う権限を付与された一部の担当者が利用できるケースが多い。【動画】日本郵便の不祥事をめぐる総務省内のチャット不適切投稿問題で会見する林芳正総務相=沢伸也撮影検証「誰がいつ操作」も記録に残る 利用者による操作も「監査ログ」として記録されている。監査ログを調べる権限を与えられたシステム管理者や調査担当者は、保存された記録を検索、取得し、どの利用者がいつ、どのような操作をしたのかを確認できる。チャットの投稿内容を確認するための権限とは別のものだ。 朝日新聞記者はエンジニアと共に、Teamsチャットの仕組みについて検証を行った。エンジニアと探ってみると 実際に複数人のグループチャ…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人高島曜介東京社会部|調査報道担当専門・関心分野事件、外交、安全保障こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月4日 (金)最低賃金、平均1177円世界遺産めざし彦根城推薦へ「まんじゅうや」投票は無効9月3日 (木)ネパール土石流から1週間四国の「水がめ」ゼロの危機「聖闘士星矢」作者が横領被害9月2日 (水)長期金利 一時3.000%備蓄米21万トン買い戻しへ秋山豊寛さん死去 84歳9月1日 (火)中道改革連合 事実上の解体へ核のごみ調査 国が申し入れ歌舞伎町ビル火災 25年トップニューストップページへチャットは消しても「消えない」 総務省が調べない記録、検証で判明20:30現場追いつめた経営陣の圧力 ニデック品質不正、無理と矛盾が常態化20:03「Ms.」の敬称広めたフェミニスト グロリア・スタイネムさん死去19:55税関で偽「ボンドロシール」などの差し止め27倍に急増 模倣品注意17:40「Tシャツが乾くまで」が問う 夫婦でも友人でもない名前のない関係7:00東大教授のSNS投稿に「差別的」と批判 日本教育学会、対応を検討21:00