カンボジア臓器移植あっせん事件、患者書類送検「ドナー見つからず」

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2026年9月4日 12時10分有料記事太田原奈都乃日本人患者が渡航して臓器移植の手術を受けたとされる病院=2026年6月23日、プノンペン、武石英史郎撮影 カンボジアでの臓器移植を有償であっせんしたとして男が逮捕・起訴された事件があり、警視庁は4日、患者の渡航前の検査などの手助けをしたとして、大阪府豊中市の男性医師(73)を臓器移植法違反(あっせんの対価受領)の幇助(ほうじょ)容疑で書類送検した。生体腎移植のあっせんを受け、その対価を支払ったとして、70代と60代の男性患者2人も同法違反(あっせんの対価供与)容疑で書類送検した。3人は容疑を認めているという。警視庁への取材でわかった。 書類送検は、警察が任意で捜査した結果を、証拠資料などとともに検察官に送る手続き。今後東京地検が刑事責任を問えると判断すれば、起訴して裁判にかけるか、罰金を求めて略式起訴する。一方、不起訴処分と判断すれば罪に問われない。 臓器移植法は、臓器移植のあっせんへの対価を受け取ることや、支払うことを禁じている。患者ら「ドナー見つからず」「移植受けたい一心で」 生活環境課によると、医師は2025年2~12月、一般社団法人「国際医療相談室」の菊池仁達(ひろみち)被告(66)=臓器移植法違反(あっせんの対価受領)の罪で起訴=が対価を受けて臓器移植手術をあっせんすることを知りながら、2人の男性患者に必要な血液検査をしたり、カンボジアの病院宛ての「診断書および診療情報提供書」を作成して菊池被告に提供したりして、あっせんの手助けをした疑いがある。 生活環境課は、菊池被告とこの医師は以前から協力関係にあり、この法人が設立された24年3月以降は患者計5人の渡航に関わったとみている。医師は検査などにかかる費用を患者から受け取るほかにも、菊池被告から謝礼として約300万円を受け取っていたとみられるという。医師は警視庁に対し「(菊池被告から)合法だと説明を受け、だまされた」と話しているという。 男性患者2人は25~26年、いずれも菊池被告のあっせんでカンボジアに渡航し、生きているカンボジア人とみられるドナーから腎臓の移植を受け、菊池被告にあっせんの対価を支払った疑いがある。70代男性は約930万円、60代男性は4万ドルを、菊池被告名義の口座への振り込みや手渡しなどで支払った疑いがあるという。 70代男性は、警視庁に対し…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人太田原奈都乃東京社会部|警視庁担当専門・関心分野事件、事故、人権、人口減少こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月4日 (金)最低賃金、平均1177円世界遺産めざし彦根城推薦へ「まんじゅうや」投票は無効9月3日 (木)ネパール土石流から1週間四国の「水がめ」ゼロの危機「聖闘士星矢」作者が横領被害9月2日 (水)長期金利 一時3.000%備蓄米21万トン買い戻しへ秋山豊寛さん死去 84歳9月1日 (火)中道改革連合 事実上の解体へ核のごみ調査 国が申し入れ歌舞伎町ビル火災 25年トップニューストップページへ「概算ショック」おそれた政権 積極財政元年の予算要求も市場に苦慮11:22岩手と宮城、正しかったのはどっち? 知事の姿勢が分けた震災復興策7:00親が100歳以上なら子も長生き、遺伝要因が長寿に影響か 米研究11:00「副議長就任後に500万円渡した」 福岡県議会で6人目の新証言8:05ベネチア映画祭 市川團十郎らが歌舞伎衣装でレッドカーペット8:00グロリア・スタイネムさん死去 米国からフェミニズム運動を牽引11:37