朝日新聞記事現場から2026年9月3日 10時00分有料記事石川幸夫 前多健吾 八百板一平冠水した邑知潟周辺の水田=2026年8月28日午後4時19分、石川県羽咋市、大山貴世撮影 北陸地方を襲った8月の記録的な大雨は、収穫直前の稲にも被害をもたらした。石川、富山両県内にレベル5大雨特別警報が発表されてから3日で1週間。田畑の冠水はいまだに引かず、農家は不安を口にする。 能登半島の付け根に位置する邑知潟(おうちがた)(石川県羽咋市)。8月27日未明からの大雨で、潟に注ぐ2河川が決壊し、一帯の農地約410ヘクタールが水につかった。冠水した邑知潟周辺の水田=2026年8月28日午後2時35分、石川県羽咋市、吉田耕一郎撮影 2日午後になっても、茶色い水に沈んだ圃場(ほじょう)の風景はほとんど変わらない。ワラが水につかり、腐ったにおいが漂う。県によると、約350ヘクタールの農地が冠水したまま。ポンプでの排水作業が続いているが、解消の見通しは立っていないという。 農事組合法人アグリスターオナガ(羽咋市)が管理する水田も6.5ヘクタールの冠水が続いている。代表の浜田栄治さん(58)は「1週間も水につかったままでは、収穫は難しい」と話す。冠水が続く邑知潟周辺。ビニールハウスの屋根近くまで水がつかったままだった=2026年9月2日、石川県羽咋市西潟町、石川幸夫撮影 水につかった稲穂は、においがついたり、籾(もみ)から芽が出たりする心配がある。「刈り取り不可となれば、それからの対応も考えなくてはいけない」と声を落とした。 邑知潟周辺では5月、本州初のトキ放鳥が実現した。トキのエサとなる生き物が生息する水田が評価されて放鳥地に決定。今季から「トキ認証米」の販売も始まる。だが浜田さんが手がけた認証米の水田はすべて冠水した。「残念だが、トキの定着のためにも継続していきたい」と話した。 富山県では計432ヘクター…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月3日 (木)ネパール土石流から1週間四国の「水がめ」ゼロの危機「聖闘士星矢」作者が横領被害9月2日 (水)長期金利 一時3.000%備蓄米21万トン買い戻しへ秋山豊寛さん死去 84歳9月1日 (火)中道改革連合 事実上の解体へ核のごみ調査 国が申し入れ歌舞伎町ビル火災 25年8月31日 (月)情報開示わざと遅らせる投稿生活道路 60→30キロ規制に「ワーホリ」ビザ発給抑制へトップニューストップページへ高齢者の運転技能検査「方向変換」の課題追加へ 合格者でも事故多く10:07「もし間違いでも…」生徒900人避難を即決した校長 校舎は濁流に4:00「まんじゅうや」の投票は無効 東京高裁、現職市長の当選認めず10:12青森市と五所川原市に「緊急安全確保」 豪雨で河川氾濫、冠水相次ぐ8:44支持率上向いた直後に「土産」で失速、低空飛行に 動き始めた高市氏6:00ベネチア映画祭が開幕、注目の日本作品は 見どころと歴史を解説7:00