長年親しまれてきたWindows用の画像編集ソフト「Paint.NET」が、ついにLinux上で動作する段階に到達したことがわかりました。開発者Rick Brewster氏が公開したPaint.NET 5.2 alpha build 9739では、WINEを介した「高度に実験的なLinuxサポート」が導入されています、Linuxユーザーにとっては待望の一歩といえますが、現時点ではまだ日常的な利用には向かない状態である点には注意が必要です。I just published a new alpha for Paint.NET 5.2, build 9739. It has some new fixes, updated translations ...... and EXTREMELY EXPERIMENTAL support for WINE/Linux. That's not a typo. Yes, . https://t.co/syLoUFYiR4— Rick Brewster (@rickbrewPDN) September 1, 2026 Paint.NETがLinuxで動作しなかった最大の理由は、Microsoftの2DグラフィックスAPI「Direct2D」への依存があります。LinuxにはDirect2Dが存在せず、WINEの実装も十分ではありません。そこでBrewster氏は、Paint.NETが必要とするDirect2Dの機能を置き換える内部コンポーネントを自作するという大胆なアプローチを採用しました。この作業には約3週間を要したものの、Claude CodeなどのAIツールを活用することで、過去12年間の試行錯誤よりも大きな進展が得られたとのことです。近年の開発現場でAIが一般化している流れを象徴する事例です。実用性はまだまだだが、大きな全身今回のLinux対応は、あくまで「動いた」という段階に過ぎません。Ubuntu上でWINEを通して起動できるものの、動作は遅く、バグも多く、正式なサポートもありません。開発者自身も高度に実験的と強調しており、一般ユーザーが日常的に使えるレベルにはまだ到達していません。とはいえ、Paint.NETがLinux上で起動したという事実は大きな進歩です。Windowsに強く結びついていたアプリが、ついにLinuxへと一歩踏み出したことで、今後の発展次第では本格的なクロスプラットフォーム化も期待できるかもしれません。今回の試みがどこまで進むのか、コミュニティの注目が集まっています。最新版はこちらからダウンロード可能です。