物価高対策の食品配布に4万人来場 動き出す自治体の公的食料支援

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現場から2026年8月23日 7時00分有料記事編集委員・清川卓史 物価高騰が続くなか、行政が直接関わる公的な食料支援が一部の自治体で始まっている。これまでフードバンクなど民間の支援団体が主に担ってきた分野だが、暮らしを下支えする新たな公助に発展するのか。物価高対策で食料や生活用品を神戸市が配布する「フードサポートこうべ」の会場=2026年6月23日、神戸市の神戸サンボーホール、清川卓史撮影(画像の一部を加工しています) 食べもの 生活用品を0円でお配りします――。 神戸市は4月から6月にかけて、市内9会場で合計13回、市民に対する大規模な食料提供「フードサポートこうべ」を実施し、市民に広く利用を呼びかけた。約4万人が来場する大規模な食料支援となった。1日5千人分を準備 6月23日、最大規模の会場である神戸サンボーホール(同市中央区)を訪ねた。4日間連続の開催で、この日は同市長田区と須磨区の市民が対象だった。 市が準備した食料や生活用品は1日5千人分。所得制限はなく、予約もいらない。お米やレトルト食品などトートバッグに袋詰めされた食品の重さは約6キロ。 開場時刻前から多くの人が集まり、整理券に書かれた時間帯にホールに入場し、食品を受け取った。 会場を訪れた人たちに話を聞いた。 「子どもが多いから物価高騰で食費がすごいことになってる。(支援は)正直、ありがたい」 3人の子どもがいるという40代の女性はそう話した。障害のため車いすを利用しているが、幼い娘と2人でバスを乗り継いで会場まで来たという。食料は、来場1人につき1袋、1世帯で最大3袋まで受け取ることができる。「中学生のお姉ちゃんにも来てもらって、もう1袋受け取ってもらいたいと思っています」物価高対策で食料や生活用品を神戸市が配布する「フードサポートこうべ」の会場=2026年6月23日、神戸市の神戸サンボーホール、清川卓史撮影 トートバッグを肩にかけて会場から出てきた女性(79)は「電気代が高いから暑くなってもクーラーをちゃんと使えるのか不安。大変ですよ、ほんまに」と話した。一緒に来た友人の女性(87)は「医療や介護の保険料も上がっている。私らは元気だけど、年齢的に足腰が悪くて会場に来られない人もいる。少しでいいから困った人に配送してほしい」と訴えた。「食品配布通じて接点を」 いま行政として食支援に本腰を入れる理由はなにか。 事業の狙いは支援ニーズの掘…この記事を書いた人清川卓史編集委員|社会保障担当専門・関心分野認知症・介護、貧困、社会的孤立関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月23日 (日)智弁和歌山が優勝 夏の甲子園米政権 カナダに50%追加関税サンゴ白化、新たな研究発表8月22日 (土)死刑執行、1年2カ月ぶり千葉豪雨 マンション機能不全未婚の若者35%、結婚志向なし8月21日 (金)特急と接触、作業員4人死亡残業一律「45時間」とりやめフェルメール展 21日開幕8月20日 (木)ICC赤根所長を制裁対象に俳優の岸恵子さん死去 93歳短パン勤務 じわりと浸透トップニューストップページへ東京・江東区の道路に水が流出 川崎市で3人ケガ 首都圏で震度5弱5:51茨城・埼玉・千葉・東京で震度5弱 津波の心配なし4:07松任谷由実さんが語るAIの怖さ 1年前の「確信」が揺らいだ理由は6:00物価高対策の食品配布に4万人来場 動き出す自治体の公的食料支援7:00学術会議の新会員、任命拒否6人は選ばれず 法人化後の125人発表23:16「中卒でひきこもり」から料理研究家に リュウジさん贈るメッセージ9:00