Ruby on Railsを作り出したことで知られるDHH氏は8月21日、Omarchy Quattroを中心とした「未来のコンピュータ体験」を本格的に社会へ広げるための大きな一歩として、Omacom Foundationを設立したことを発表しました。DHH氏は、これまで試験的に公開されてきた「可塑的なコンピュータ」のコンセプトが多くの支持を集めたことを受け、このビジョンを長期的かつ持続可能な形で推進するため、非営利組織としてのFoundationを立ち上げたとしています。Foundationは、Omarchyに関わる商標管理、インフラ整備、プロジェクト推進、そしてオープンソース開発者の支援を担う組織として機能します。単なる資金提供ではなく、コミュニティと技術の両面を長期的に支える土台を作ることが目的だとされています。8人の Founding Patrons が1人100万ドルを拠出今回の設立には、テック業界の著名なリーダー8名が Founding Patrons として参加し、それぞれが100万ドルを拠出しています。Shopify CEO Tobi LütkeStripe CEO Patrick CollisonDell Technologies CEO Michael DellBlock Chairman Jack DorseyCloudflare CEO Matthew PrinceSesame/Oculus 共同創業者 Brendan Iribe37signals CEO Jason Friedそして DHH 氏自身合計800万ドルという大規模な支援は、単なる資金面の後押しにとどまらず、プロジェクトへの強い信任の表れでもあるとのことです。「Linux デスクトップの年」を本当に実現するためにDHH氏は、長年冗談のように語られてきた「The Year of Linux on the Desktop」を本当に実現すると宣言しています。Omarchy Quattroによって示された新しいコンピュータ像を、より多くの人が使える形で広げていく。そのための資金、体制、コミュニティが今回のFoundationによって整ったというわけです。OmarchyはRAMが2GBしかないような古いコンピューター(ThinkPad X220)上でも軽快に動作するとされ、デモ動画が公開されています。When I say Omarchy runs great on a potato, I really mean it! Here is an i5-2520M ThinkPad X220 with 2GB RAM from 2011(!!!) running Omarchy smooth. It uses just 890MB at idle, and just 1.3GB with several Chrome tabs, YouTube 1080p, AND OBS running pic.twitter.com/57646Nrv0s— DHH (@dhh) August 22, 2026 またDHH氏は、MacBookへの対応に関しても、「2009年から2020年までの古いIntelモデルについては、ほぼ完璧な対応を実現している。M1およびM2搭載機の対応も、手間ははるかにかかるが、確実に進めていく」と自信をみせています。Going to double down on the MacBook mission with Omarchy. We almost have perfect coverage for the vintage Intel era going from 2009-2020. There's a straight shot to get the M1 and M2 machines going too, even if it's a lot more work. But we'll do the work. We'll fix everything.— DHH (@dhh) August 22, 2026 2026年ついに「Linuxデスクトップ元年」がやってくるのか、今後の動きに注目です。