毎日新聞 2026/8/22 09:45(最終更新 8/22 09:45) 800文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「百八煩悩」が掲載された1950年9月17日の「朝日ウィクリー」=日本新聞博物館所蔵 作家の松本清張(1909~92年)がデビュー前、朝日新聞西部本社に勤めていた頃、同社発行の週刊紙「朝日ウィクリー」で発表した短編小説2作品が見つかった。いずれも別のペンネームが使われているが、研究者は「幻のデビュー作」と位置づけ「後の清張作品の萌芽(ほうが)を含んでいる」と評価している。 2作品はいずれも50年9月掲載の「ある盗賊の話」と「百八煩悩」。清張の文壇デビュー作「西郷札」が「週刊朝日」の懸賞小説として入選する3カ月前だ。Advertisement「デビュー前夜の小説」として、2作品が掲載された「朝日ウィクリー」の原寸大複製などの展示を紹介する松本清張記念館の学芸員、栁原暁子さん=北九州市小倉北区城内の市立松本清張記念館で2026年8月4日午後5時35分、谷由美子撮影 作家デビュー前の清張が朝日ウィクリーに作品を発表していたことは本人の随筆などから知られていたが、大阪大大学院人文学研究科の斎藤理生(まさお)教授(51)=日本近代文学=が日本新聞博物館(横浜市)所蔵の同紙を調べて特定した。「清張の作家としての道筋見える」 「ある盗賊の話」は、実在する美術品をめぐる収集家の子爵と泥棒の駆け引きが盗品売買の内幕と共に描かれるミステリー仕立ての作品。画は「松本清張」とあり、筆名「志和隆晴」の姓は清張の母が生まれた村の名、名は三男の名前と一致する。「百八煩悩」の筆名は「松本寛隆」。僧侶が煩悩につまずき転落する話の筋が、当時の同僚の記憶と符合することなどから清張の作品と確認できた。 斎藤教授は「腕試し的に書いた後、自信を持って『西郷札』に取り掛かった作家としての道筋が見える。後の清張作品と同じようなモチーフが見られるのが面白い」と発見の意義を語る。松本清張記念館(北九州市)の担当者も「清張の執筆とみてほぼ間違いない」とし「『ある盗賊』は清張がデビュー前からミステリーを書く準備ができていたことを示す。『百八煩悩』は戦後の世相を背景に風刺的に描き、女性の造形に後の作品と似た影が感じられる」と評価する。 掲載紙は日本新聞博物館で30日まで展示中。松本清張記念館では複製と関連の資料類を9月27日まで展示している。【谷由美子】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>