熊本地震で被災した高田焼の窯元 葛藤の中で再出発

Wait 5 sec.

毎日新聞 2026/8/23 17:00(最終更新 8/23 17:00) 851文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷地震で割れてしまった高田焼の器を見つめる江上晋さん=熊本県氷川町で2026年8月5日、猪飼健史撮影写真一覧 最大震度7を観測した熊本地震では、約400年の歴史を持つ陶磁器「高田焼(こうだやき)」の窯元たちも被災した。器を納めることが復興につながれば――。熊本県氷川町に工房を構える「竜元窯」の江上晋さん(46)は断水が続く中、被災後1週間ほどたってから、ろくろを回し始めた。 「がしゃんがしゃんと器が割れていくのをただ聞いているしかなくて」。地震発生時に工房にいた江上さんを「どーん」という揺れが襲った。はいつくばりながら外へ出ると、個展用の作品や飲食店へ納入する完成品の割れる音が漏れてきたという。「その音を聞くのは傷がついてしまった作品を割るときだけ。本当に嫌な音だった」。庭に山積みとなった破片を手に江上さんは肩を落とした。Advertisement 高田焼は県の伝統的工芸品。土は地元のものを使い、象眼と呼ばれる、ヘラで文様を彫って色の違う土を埋め込む技法が特徴だ。現在は八代市と氷川町に3軒の窯があり、その全てで作品の大半が割れるなどの被害があった。「自分にしかできないことを」 器作りは土を採取して陶土を作るところから始まる。ろくろを回し始めてから象眼や素焼き、釉薬(ゆうやく)、本焼きなどの工程を経て完成までに最低でも1カ月はかかる。ろくろを回す江上晋さん=熊本県氷川町で2026年8月5日、猪飼健史撮影写真一覧 江上さんの工房の設備には、大きな被害がなかったが、周辺では多くの住宅が損壊した。工房の片づけをしながら、被災した知り合いを自宅に避難させ、住宅の復旧作業を手伝った。 「このまま被災者への直接的な支援を続けたほうがいいのでは」。制作再開にあたり葛藤もあった。背中を押したのは営業再開を目指して江上さんの器を求める飲食店からの声だった。中には地元産の食材やお皿にこだわって営業するレストランもある。「自分にしかできないことをやる」とろくろの前に座った。 依然として水道復旧のめどが立っていない。作品作りに欠かせない水は熊本市内の知人に運んでもらってしのいでいる。「工芸の復興はどうしても後回しになってしまうが、日常に戻ったときに人々の生活を豊かにするものだと信じています」【猪飼健史】関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>