2026年8月の.NET Framework用の月例アップデートで、.NET Frameworkを利用するWPFアプリの印刷やPDF/XPS出力が正常に動作しなくなる問題が発生していることがわかりました。MicrosoftはKB5120708、KB5120705、KB5120710など、各.NET Framework用の更新プログラムの既知の不具合として情報を公開しています。影響範囲と発生している症状今回の不具合は特定フォント(例: Calibri)を使った印刷やPDF/XPS生成時にSystem.IO.FileFormatExceptionが発生するというものです。影響するOSは幅広く以下の環境を含みます。Windows 10Windows 11Windows Server 2012 ~ 2025WPFを使った業務アプリを運用している環境では、かなり広範囲で影響が出る可能性があります。Microsoftが案内している暫定回避策恒久的な修正はまだ調査中とのことですが、Microsoftはアプリ側で一時的に回避する方法を案内しています。それは、アプリケーション構成ファイルに以下の記述を追加して、Switch.MS.Internal.TtfDelta.DisableCmapAndSbitOverflowProtection AppContextスイッチを有効にするというものです。 ただし、この設定を有効にすると 8月更新で導入されたフォント関連の保護機能が無効化され、セキュリティリスクが高まると Microsoftは警告しています。「本当に必要な場合のみ、一時的に使うべき」とのことです。まとめ:業務アプリ運用者は要注意今回の不具合は印刷やPDF出力といった業務アプリで頻繁に使われる機能が直接影響を受けるため、企業や現場での混乱が起きやすい内容です。Microsoftは修正に向けて調査中とのことなので、運用側では、影響がでているアプリを確認し、必要であれば暫定回避策を適用した上で、恒久修正のアップデートを待つというのが現実的な対応となります。[via BleepingComputer]