ハッカー集団がつくったとみられるウェブページ=東京都港区で2026年10月23日午後5時10分、古瀬弘治撮影 わずか1分で約250万円が口座から消えた――。 10月中旬のある夜の外国為替証拠金取引(FX)の取引画面。そこに示されていたのは、不正アクセスによる短時間の取引で、損失が繰り返されていった記録だった。 9月下旬以降、相次ぐサイバー攻撃による企業の個人情報流出。その2次被害とみられる深刻な事案が早くも起きている。 <主な内容> ・被害後に届いた「犯行声明」 ・仕込まれた不正プログラム ・ハッカー側「約77億円相当の口座破壊」 不正アクセスが起きたのは、GMOインターネットグループ(東京都)が提供するFX自動売買向けのサービス「お名前.com デスクトップクラウド」。 GMOは10月21日午前4時に、「一部の利用者のサーバー環境に不正なプログラムが設置された」と公表した。 情報が閲覧されるなど影響のあるサーバー数は最大2万6739件。その時点では、「個人情報の漏えいや閲覧された情報が悪用された事実は確認されていない」としていた。被害後に届いた「犯行声明」 FX歴約10年という広島県の会社員男性(58)は3人目の子供の大学進学を控え、ここ数年は投資に力を入れていた。 GMOの公表内容は把握しており、「パスワード変更の必要性は感じていた」という。だが、対応前に被害が発生した。 不正な取引は…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事