クリの鬼皮むきができる「くりまさ」=愛媛県内子町で2026年10月20日午後4時55分、藤家秀一撮影 皮が硬く家庭で調理することをためらいがちな秋の味覚「クリ」。愛媛県内子町のクリ農家が、地元に伝わるシンプルなクリむきの道具を復刻し、ひそかな人気商品になっている。クリ農家を訪ね、復刻の経緯やクリむきの上手な使い方を聞いた。 「くりまさ」と名付けたクリの鬼皮むきの道具を復刻・販売しているのは、同町の山間部でクリを栽培している亀岡理恵さん(48)と一彦さん(64)夫妻。一彦さんはクリ農家の2代目で、現在は2人で約1・5ヘクタールの園地でクリを無農薬栽培している。 亀岡さん夫妻によると、くりまさの原型はかつて町内にあった青果市場が、クリむきの内職用に配っていた道具だという。クリの外側を覆う鬼皮むきに特化した鉄製の道具で、長さ10センチほどのへらのような形をしている。一彦さん宅には父の代から伝わっていたという。改良重ね、1000本以上販売 復刻のきっかけは2017年に一彦さんと結婚した理恵さんが、くりまさの原型となった道具の使い勝手のよさに驚いたことだという。クリ農家に伝わるシンプルで機能的な道具を広めたいと、再現してくれる鉄工所を探し、20年に復刻した。主に口コミで全国に評判が広がり、これまでに少しずつ改良を重ねながら1000本以上を販売してきた。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事