三重県伊賀市 三重県伊賀市職員が「市長からパワーハラスメントを受けた」と訴えている問題で、伊賀市議会の調査特別委員会(百条委)は23日、稲森稔尚市長のパワハラを認定する調査報告書案を6―1の賛成多数で可決した。29日に議長に報告し、30日の閉会会議本会議で採決される見通し。 これまでの証人尋問では、パワハラの有無について職員と市長の主張が対立。報告書では、職員の訴える市長から2024年12月に受けた「異動希望を書いてください」という発言を「証言は内容的に不自然・不合理な点がない」とした。さらに職員と職員の上司(当時)らの証言は「主要部分で合致もしくは整合」しており、職員の証言は「十分に信用できる」と認めた。Advertisement パワハラ発生の経緯として取り上げられた旧上野ふれあいプラザの契約解除を巡り、市長は当時の施設所有者の法人が特定の社員を雇用していることを解除理由としたとする職員の証言についても具体的で一貫しており、他の理由を挙げる「市長の弁明を採用することはできない」と結論づけた。報告書は「虚偽の陳述を行った」として地方自治法に基づき市長を告発すべきだと判断し、市長に職員らへの謝罪も求めた。 これを受け稲森市長は記者会見を開き「あまりにも一方的な事実認定」と反発。職員は取材に「(パワハラを)認めてもらいありがとうございますのひと言」と話した。【大西康裕】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。