現場から2026年10月24日 10時00分有料記事原知恵子BossBさんのコメント秋晴れの北海道・羊蹄山=2026年10月、原知恵子撮影遭難者のリアル 番外編 一瞬の出来事だった。 秋晴れの北海道・羊蹄山9合目付近。岩が転がるガレ場を下山中に足を滑らせ、転倒した。 「やっちゃった……」 直後は、その程度の認識だった。頭を岩にぶつけたが、激痛はない。意識もはっきりしている。「大したことはない」と思った。 だが、起き上がると、生あたたかいものがほおを伝った。血だった。あわてて救急セットからガーゼなどを取り出して対処を試みるが、出血はとまらない。やがて衣類は血に染まり、足元には血痕ができた。 無理のない計画だったと思う。装備も整え、ふもとの蝦夷(えぞ)富士小屋に前泊。山の状況を尋ね、「遭難は、あすはわが身」と自戒した、つもりだ。 それでも、失敗した。記者が転倒した9合目のガレ場付近=2026年10月、北海道・羊蹄山、原知恵子撮影 今夏、安全登山をテーマに取材してきた記者が、シーズン最後の登山中、自ら負傷しました。自力で下山できましたが、医療用ホチキスで頭部3カ所を留めるけがでした。失敗を教訓につなげるため、番外編としてまとめました。記事中には血に関する描写や写真があります。苦手な方はご注意ください。助かったのは「運」 善意に救われた 日本百名山・羊蹄山(1898m)は日帰りで往復8~10時間が目安。その9合目付近の岩で頭を打ち、顔や衣服が血まみれになった私が、自力で下山できたのは、「運が良かった」としか言えない。軽傷ですんだが、打ちどころが悪ければ、救助要請が必要だったかもしれない。 ただ、その「運」を引き寄せることにつながった行動もあった。 私にとって登山は、あくまで…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月24日 (土)松井秀喜氏、巨人の監督に改正皇室典範、きょう施行作家の村上龍さんが死去10月23日 (金)PHPに脆弱性、世界に影響ANA、中堅2社に追加出資へ巨人が織田翔希を強行指名10月22日 (木)観測史上 最も遅い真夏日証券会社へサイバー攻撃ネットを意識 高市政権1年10月21日 (水)火星の衛星探る 往復5年の旅七つの県警で職員情報流出かペットフード値引きを制限かトップニューストップページへウクライナの都市で停戦、メラニア氏仲介 ロシアは米に恩売る思惑か8:06彬子さま「女性皇族の活動評価」と受け止め 皇族費増で男女同額に9:00ヒマラヤ未踏峰で15日から不明の邦人登山家2人、山中で遺体を発見19:48米イラン戦争が直撃する中間選挙 民主党に追い風、トランプ氏苦境か4:00「ダブル村上」文壇の寵児に 村上龍さん、あふれる好奇心は最後まで18:00「いい名声の使い方」に気づいた 井上芳雄さんとこどもホスピスの縁9:00