マイワシの水揚げが続いた、かつての光景=釧路港で2019年8月26日午前10時51分、平山公崇撮影 釧路港の「水揚げ日本一」を支えた道東太平洋沖のマイワシ漁が6月の解禁以降、漁獲ゼロの状態が続いている。漁期は10月末までのため、水揚げがないまま終わる可能性が高くなってきた。 釧路港は2023、24年に年間水揚げ量日本一を記録した。25年は銚子漁港にその座を譲り、釧路市によると26年はさらにその順位を落としそうだという。 市の9月現在の漁獲月報によると、釧路港の累計の水揚げ量は1万7537トンで前年より8万1930トンも減。前年同期で8万2347トンの水揚げがあったマイワシが取れていない影響がはっきり表れている。過去にも全く取れない時期 マイワシやサバなど回遊性の青魚は水揚げの増減を繰り返すことで知られる。北海道まき網漁業協会(釧路市)によると、1980年代に100万トン以上水揚げされていたマイワシは90年代に入って減少。94年から2010年まではまったく取れない時期もあった。 2026年の「惨状」について国立研究開発法人水産研究・教育機構の由上龍嗣・浮魚第1グループ長は、こう解説する。 「マイワシそのものの資源量が減ると回遊範囲が狭まる。北方への回遊がないため道東海域で急に取れなくなった」 今後については大きく回復することは考えにくいというが、由上氏は「ゼロが長期にわたることは食い止めたい」と強調する。おさかな教室、駅弁にも影響 釧路港の主役だったマイワシがまったく水揚げされていないことはさまざまな影響を及ぼしている。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事