「危険と認識あったけれど…」 かつて大麻使用、男性が経験語る

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現場に向かうパトカー=佐藤賢二郎撮影 かつて大麻使用の容疑で逮捕された男性が、薬物乱用防止を訴えるイベントで体験を生々しく語った。男性は友人から誘われ「1回だけなら」と吸い始め、「生活の中心が大麻になった。断り続ける勇気が大事」などと訴えた。 SNSなどを通じて若年層に大麻が広がっていることに警鐘を鳴らそうと、諫早青年会議所が企画し、諫早文化会館で12日開催。長崎県内を拠点に活動する「劇団ヒロシ軍」が、大麻を使用し逮捕され、仕事や人間関係を失う青年の物語を上演。トークディスカッションで男性が医師や弁護士と共に登壇した。Advertisement「劇団ヒロシ軍」による大麻の予防啓発劇=諫早文化会館で2026年10月12日午後3時30分、久保田修寿撮影 男性は大麻のきっかけを友人からの誘いだったと振り返った。仕事のストレスもあり「危険という認識はあったが、あいつもやっているなら」という気になったという。「絶対にバレない。依存しないからいつでもやめられる」と言われたが「全てうそだった」と語気を強めた。 「一緒に吸ってくれる人とばかり遊びに行くようになった」「給料はまず大麻に使い、吸うために金を稼ぐという生活になった」ことに加え、「こんなリラックスできる、心地よいものをもっと知ってほしい」と友人に紹介するようになったとも述べた。 大麻の使用を始めてしまった場合は、薬物依存症の専門医や自助グループに相談することを勧めた。最後に「薬物はしないと周りにはっきり伝えることが一番大切」と語った。「違法ではない」広がる誤認 県警によると、大麻の所持や受け渡し、使用したとして、検挙(逮捕または書類送検)された29歳以下は、2021年=16人(このうち19歳以下5人)▽22年=13人(同1人)▽23年=13人(同3人)▽24年=20人(同1人)▽25年=26人(同8人)――で増加傾向だ。 県警組織犯罪対策課は「『依存しにくい、違法ではない』など誤った認識が広がり、大麻を使うハードルが下がることで若年層に広がっている」とみている。【久保田修寿、添谷尚希】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事