もっと社会人野球:「挫折続き」の日本一左腕 王子・樋口のドラフト指名はあるか

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優勝を果たした昨年の都市対抗野球を振り返る王子の樋口新=愛知県春日井市で2026年5月20日、山崎一輝撮影 転んでもただでは起きない。社会人野球・王子(春日井市)の左腕・樋口新(24)は不屈の精神で今秋ドラフトの有力候補に名乗りを上げた。昨季は都市対抗優勝を経験し、日本代表にも選ばれた左腕。輝かしい経歴の持ち主のはずが、意外にも自分の野球人生を「挫折続き」と表現する。アジア大会では番狂わせの立役者に 9月の愛知・名古屋アジア大会では侍ジャパン社会人代表で先発の一角を担った。25日のスーパーラウンドでは、プロ選手で構成する韓国相手に7回被安打4無失点と快投して5―0の勝利に貢献。「アマがプロ集団に勝った」と話題を呼んだ番狂わせの立役者となった。 結局決勝では再戦した韓国に敗れたが「強いチームを相手にストライクゾーンで勝負できたことは自信になった」と樋口は振り返る。 日本の銀メダル獲得の原動力になった左腕だが、ここまでの道のりは順風満帆だったわけではない。 愛知工大時代は、同学年に最速160キロ右腕の中村優斗(現ヤクルト)がいた。「キャッチボールからもう全然違って」と入部早々に衝撃を受けた。 自身は下級生時代は登板機会が限られた。先発と救援を担った3年からは出番が増え始めたものの、納得のいく結果は出せなかった。 「このまま同じようにやっていても、何も(残ら)ないまま野球人生が終わってしまう」。覚悟を決めた3年冬にこれまでの取り組みを見直し、フォームも改良した。一冬を越え、最終学年では「憧れの同期」である中村と左右2本柱で先発を担うまでに成長した。 社会人入りしてからも、挫折と成長を繰り返した。 「常日ごろからあの投球を忘れることはない」と語るのは…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】野球も勉強も頑張ってきたドラフト候補 横浜国大→東京ガス藤沢関連記事