米国のウィットコフ特使(左)と握手するロシアのプーチン大統領=露北西部サンクトペテルブルクで2026年10月21日、スプートニク通信・ロイター ウクライナとの和平交渉などを巡り、ロシアのプーチン大統領は21日、露北西部サンクトペテルブルクで米国のウィットコフ特使と会談した。ウシャコフ露大統領補佐官(外交担当)によると、プーチン氏は米側の要請を受けて、ロシアとウクライナに米国を交えた3者協議を11月中旬以降に再開する用意があると伝えた。UAEの首都アブダビが候補地 ウクライナ和平を巡る3者協議は今年1~2月に計3回行われたが、米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦の影響で中断された。露側は、再開される協議は実務者レベルで、紛争終結後のロシアとウクライナの安全保障体制の構築が主題になるとしている。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビが開催候補地という。Advertisement ただ、協議が再開しても双方の立場の隔たりが大きいため、進展は見通しがたい。「有益なものほぼない」切り捨てた露 ウィットコフ氏は今回、ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州の代表者らと20日にノルウェーで会談した内容の要点をプーチン氏に説明した。しかし、露側は「ウクライナや欧州のアプローチには、危機の解決に有益なものはほとんど含まれていない」(ウシャコフ氏)と切り捨てた。 プーチン氏は会談で、トランプ米大統領の仲介努力への感謝を述べたほか、「露軍が前線で戦略的主導権を握っている」と自国の優勢をアピールした。9日の米露首脳電話協議で合意した露産軽油の世界市場への供給拡大についても話し合ったという。 また、11月中旬の中国・深圳でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた米中露3首脳会談の実現可能性や内容を協議したとしている。【モスクワ真野森作】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】