彬子さま語る三笠宮の功績 戦争を経験、平和願って各地でダンス普及

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深掘り2026年10月23日 10時00分有料記事編集委員・島康彦インタビューに応じる三笠宮家の彬子さま=2026年10月16日、東京・元赤坂、上田幸一撮影 三笠宮崇仁(たかひと)さまの逝去から27日で10年になるのを前に、孫で、三笠宮家の当主である彬子さまが朝日新聞の取材に応じた。三笠宮家の活動を引き継ぐ中で、全国各地の様々な場所に足を運び、ダンスの普及などに取り組んだことを知り、「国民の中に自ら入っていって、国民が求めることをするのが仕事」との姿勢が、三笠宮から亡き父・寛仁親王と代々引き継がれてきたことを実感したという。 彬子さまが三笠宮家の当主となったのは2025年9月30日。三笠宮の逝去後、当主を担っていた百合子妃(2024年11月に逝去)の後を継いだ。宮内庁によると、皇室で生まれた女王が宮家の当主となった例は戦後初めてだった。「ペルシャ文明展」(朝日新聞社主催)の内覧会で、「有翼ライオンの黄金のリュトン」を鑑賞する三笠宮さまと百合子さま、孫の彬子さま=2006年7月31日、東京・上野の東京都美術館「ご功績を途絶えさせてはいけない」との思い 彬子さまは幼少時から父・寛仁さまが当主を継承することが定められていたこともあり、「まさか自分が三笠宮家を継ぐことになるとは思っていなかった」という。だが、三笠宮の伝記「三笠宮崇仁親王」(2022年12月刊行)を刊行委員長としてまとめ、百合子妃から話を聞いたり、書斎に残された資料などを目にしたりするなかで、「三笠宮家が果たしてこられた大きなご功績を実感し、途絶えさせてはいけない」との思いに至った。 三笠宮邸には三笠宮同妃、彬子さまの叔父にあたる桂宮の霊代(みたましろ)が、三笠宮東邸には寛仁親王の霊代がそれぞれ安置されており、自身が守っていきたいという思いも新たにしたという。 三笠宮の功績の中で、彬子さまが言及したのがレクリエーション活動だ。三笠宮は公務先のダンスパーティーでスクエアダンスに出会い、「国民にもレクリエーション活動が必要」とダンスの普及に努めた。フォークダンスを楽しむ三笠宮さま、百合子妃=1957年8月1日、広島市 彬子さまは、三笠宮が戦争を経験し、世界を平和にするために何ができるかを模索するなかで、「世界中の人々が手を取って踊れるようなものが必要とお考えになり、行き着かれた一つがダンスだったのだと思います」とみる。 三笠宮自身もダンスを学び、日本各地で普及に努めた。フォークダンスは学校教育にも取り入れられ、広く親しまれるようになった。「戦争を経験された殿下が、平和への願いを込めてダンスの普及に尽力されたことは、大きなご功績だと感じています」「研究者になる種をまいてくださった」 彬子さまは日本美術の研究者…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人島康彦社会部|編集委員専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月23日 (金)PHPに脆弱性、世界に影響ANA、中堅2社に追加出資へ巨人が織田翔希を強行指名10月22日 (木)観測史上 最も遅い真夏日証券会社へサイバー攻撃ネットを意識 高市政権1年10月21日 (水)火星の衛星探る 往復5年の旅七つの県警で職員情報流出かペットフード値引きを制限か10月20日 (火)仏のデモ暴徒化 大統領が非難教科書 紙とデジタル併用へ阪神・佐藤輝明 大リーグ挑戦トップニューストップページへ中国政府系ハッカー集団、AIで数百組織を攻撃 マイクロソフト発表10:05AI暴走、それは秘密の「掲示板」から始まった 不正侵入事件の真相6:00北朝鮮が韓国向け拡声機で心理戦警告 軍事境界線で緊張高まる恐れ5:00総合型選抜「増やす」3割弱 各大学の意向は 朝日新聞・河合塾調査6:00偽情報投稿で稼がせない 総務省、選挙SNS対策で事業者向け指針案10:00大成建設・鹿島の土木民間工事を営業停止へ リニア談合で国交省方針6:00