福岡県庁=森園道子撮影 福岡県議会の金銭授受疑惑を巡り、元副議長の新村雅彦元県議(74)が23日、県庁で記者会見を開き、2012年5月の副議長就任前に蔵内勇夫前議長(議員辞職)に対し「現金500万円を渡した」と明らかにした。実名で金銭授受を証言した正副議長経験者は4人目。 新村氏は福岡市南区選出で、1999年の県議選で初当選。15年まで4期務めた。民主党県連の幹事長代理などを歴任し、県議会で当時第2会派だった民主県政クラブに所属。4期目の12年5月から1年間、副議長を務めていた。その当時、蔵内氏は自民党県議団会長だった。Advertisement 金銭授受疑惑は26年7月、元議長の吉松源昭(もとあき)県議と元副議長の江藤秀之県議がそれぞれ実名で告発。10月2日には元議長で自民党県連前幹事長の樋口明県議も記者会見を開き、自民党県議団幹部から求められて「ゴルフ代や食事代を負担した」と証言した。この3人は現金提供時、いずれも自民党県議団に所属していた。他会派にいた新村氏の証言により、正副議長ポストに関する金銭授受が県議会内で広く行われていた疑いが強まった。 一方、これまでに現金を渡した相手と名指しされた蔵内氏ら5人は、いずれも関与を強く否定。県議会が設置し弁護士13人で構成する第三者委員会が調査を進めている他、県議会では調査権限の強い調査特別委員会(百条委員会)の設置も決まり、議会自らによる真相究明も今後、本格化する。【宗岡敬介、池田直、木下翔太郎】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。