都市対抗野球大会に出場した東京ガス(東京都)の藤沢涼介選手=東京ドームで2026年8月29日、仲間礼撮影 ほんの10年前「(学力面で)いい高校、いい大学に行って選択肢の幅を広げられる人生を歩み、やりたいことができるように頑張ろうと思っていた」という少年が、今年のプロ野球ドラフト会議で上位候補とされる選手にまで成長した。社会人野球・東京ガスで、難関大の横浜国大理工学部出身として知られる藤沢涼介(24)だ。 子供の頃から学力が高かった。父親の方針で勉強の習慣があり、理系科目が得意。小学3年から1年間、父親の仕事の都合でアメリカに住んでいたため英語の素地もあった。 地元・宇都宮の中高一貫校に受験して進学すると「周りのレベルが高かったので、学校の課題をこなすうちに勝手に(学力が)伸びました」。 一方、小4から始めた野球では、中学生の時、宇都宮リトルシニアで全国選抜大会準優勝を経験した。ただ、「(1学年上など)周りにもっとすごい選手がいました」。レベルの高い環境に身を置いたことで、プロ野球選手という夢はかえって抱くことがなかった。 高校は「野球も勉強ももっとできる」とスカウトされた佐野日大高に進学。難関大を目指すクラスに在籍しながら白球を追った。ところが、高校2年の冬から新型コロナウイルスが流行。主将を務めた最後の夏は大会が中止になった。 不完全燃焼に終わったことで、大学でも野球を続けようと決めた。練習時間が減った分を勉強に充てると、1年間で学力が一気に伸びた。 進学先に選んだのは横浜国立大理工学部。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】WBCブラジル代表で身につけた「自信」ヤマハ・沢山 ドラフト