斎藤明日斗六段 B級2組順位戦3回戦では、50代の平成の王者△羽生善治九段(対局時1敗)に、20代の若手注目株▲斎藤明日斗六段(同2勝)が挑んだ。羽生九段は積極的な攻めを繰り出したが、一手のスキを見逃さず襲い掛かった斎藤六段に軍配が上がった。終盤に「羽生マジック」が起こる可能性があったが、その大逆転手順は幻に。椎名龍一さんの観戦記では、局後にそれを知った羽生九段は悔しがるどころかむしろ楽しんでいたと記した。第1譜(1―34)▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩▲7八金 △3二金1 ▲1六歩1 △1四歩1▲3八銀1 △7二銀 ▲5八玉1 △9四歩8▲9六歩 △8六歩7 ▲同 歩 △同 飛▲8七歩 △8四飛 ▲7六歩 △3四歩3▲2四歩1 △同 歩1 ▲同 飛 △2三歩▲2六飛1 △4二玉7 ▲7七角 △同角成7▲同 桂1 △2二銀1 ▲3六歩 △7四歩1▲6八銀1 △6四歩19(第1図)(持ち時間各6時間 消費▲7分△56分)居並ぶレジェンドの壁 8月5日。東京・将棋会館「鍾馗(しょうき)の間」と「陽響(ひびき)の間」に四つの盤が並んでいる。いずれもB級2組順位戦で、▲斎藤明日斗六段―△羽生善治九段戦、▲屋敷伸之九段―△渡辺和史七段戦、▲丸山忠久九段―△石井健太郎七段戦、▲郷田真隆九段―△戸辺誠七段戦がそれぞれ始まった。 上座に着いている羽生、屋敷、丸山、郷田はいずれもA級リーガーとして活躍していた面々。この4者の今期順位戦成績を合計するとここまで5勝2敗で、若手棋士の大きな壁となって立ちはだかっている。50歳を過ぎたレジェンドの中からB級1組へ昇級する可能性もありそうだ。 55歳の羽生と28歳の斎藤の一戦は、先手の斎藤が相掛かりを選択し、羽生がこれを受けて立った。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】