東塔・相輪の水煙。後方は旧金堂の扁額=奈良市の薬師寺で2026年10月22日、大川泰弘撮影写真一覧 奈良市の薬師寺で24日、「よみがえる白鳳(はくほう)~金堂復興50周年記念展」が開幕した。天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒のため発願し、藤原京に697年、創建された本薬師寺の時代から、写経勧進による1976年の金堂復興までをさまざまな文物や写真などで振り返っている。11月8日まで。 東塔の頂を飾っていた水煙(奈良時代、国宝)が7年ぶりに公開される。たなびく雲の中、天人たちが笛を吹き、花かごを持ち、ハスの花をささげ持っている。隣にある相輪下部の部材には薬師寺創建の由来が刻まれている。平成の大修理で塔から降ろされた。Advertisement 戦国時代の1528年の兵火で金堂を含む伽藍(がらん)の多くが焼けると、仮堂として旧金堂が建てられ、370年にわたって薬師三尊像を守ってきた。「瑠璃宮」と揮毫(きごう)された扁額(へんがく)や瓦などが並べられている。旧金堂は興福寺の仮講堂として今も使われている。 現在の金堂は故高田好胤師の主導のもと多くの人々の写経勧進によって再建された。復興をテーマにした一角に、工事を主導した棟りょうの西岡常一氏のノート、天蓋(てんがい)を荘厳する平山郁夫氏の原画、大工道具、工事の推移を記録した写真パネルが並ぶ。天武天皇像(鎌倉時代)もここに鎮座。隣に豊臣秀吉の念持仏と伝わる摩利支天像が置かれている。 拝観料(一般1000円、中高生600円、小学生200円)と別に一般1000円、中高生500円、小学生100円。【大川泰弘】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。