「学びの多様化学校」として使われる結婚式場跡=茨城県守谷市松ケ丘6で2026年10月21日午前11時57分、酒造唯撮影 茨城県守谷市教委は、不登校生徒に特別なカリキュラムの教育をし、学びの機会を確保する「学びの多様化学校」を、2028年4月に市内に開校する。市によると県内ではリリーガーデン小学校(水戸市)に次いで2校目で、公立校では初めて。 市立けやき台中学校の分校という位置づけで、市が土地、建物を保有する旧結婚式場を改築して使う。この施設には、市教委の執務室や市総合教育支援センターも同時に移転させる予定だ。Advertisement 市内全域の中学1~3年生の不登校の生徒が対象で、最大で約40人を受け入れる。年間の授業時数を、標準(1015単位時間)から約15%減らして874単位時間にし、1単位時間も標準(50分)から5分減らして45分に設定。余裕を持ったカリキュラムを組む。 一方で、体験や探究を重視した学習活動に力を入れる。5教科の学習内容を振り返って定着を図る「アンクレTime」、9教科に総合的な学習の時間を加えた「なないろLearning」の教科をそれぞれ新設し、約4分の1にあたる計234単位時間をこの2教科に割り振る。放課後にも、学び直しや発展的な学びに取り組む時間を設ける。 教職員のほか、スクールカウンセラーや相談員を配置し、面談などのサポート体制を整える。 奈幡正教育長は「単に不登校生徒の受け皿というだけでなく、既成の学校の枠ではできなかった教育を他の市内の学校に発信し、子供たちの自立につなげたい」と話した。【酒造唯】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。