若年妊産婦の支援に尽力 沖縄の助産師に母子保健奨励賞

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母子保健奨励賞で毎日新聞社賞に選ばれた吉沢早苗さん=沖縄県与那原町で2026年10月8日午後4時55分、平川昌範撮影 地域で母子保健活動に尽力する人を顕彰する「第48回母子保健奨励賞」(毎日新聞社など後援)の毎日新聞社賞に、沖縄県南風原(はえばる)町の助産師、吉沢早苗さん(46)が選ばれた。子どもの貧困が深刻な社会問題となっている沖縄で、若年妊産婦を支援してきた実績が評価された。 大学の実習で出産に立ち会い、助産師の果たす役割の大きさを学んだ。総合病院の産婦人科や助産所で勤務した後、2018年に独立。現在は沖縄本島南部で助産所と産後ケア施設を運営し、産前産後の女性を心身両面でサポートする。Advertisement とりわけ若年妊産婦の支援に力を注ぐ。10代や20代前半で出産した女性は、就労や経済面で困難を抱え、地域で孤立しがちだという。支援していた若い母親が「私、母性がないのかな。母親らしくって何?」と、涙をこらえながらつぶやいた一言が今も頭から離れない。運営する施設では母親たちが「一息つける居場所」を目指し、母親同士の交流会や子育て講座を積極的に開催する。母子保健奨励賞で毎日新聞社賞に選ばれた吉沢早苗さん=沖縄県与那原町で2026年10月8日午後5時6分、平川昌範撮影 行政やキャリアコンサルタントら専門家と連携し、就労や自立に向けた伴走支援にも取り組んでいる。 「ママたちの笑顔と子どもたちの成長が何よりのやりがい。孤立と貧困の連鎖を断ち切り、全ての母と子が『生まれてきてよかった』と思える地域をつくりたい」と抱負を語る吉沢さん。「若い妊産婦を支援する取り組みが全国に広がってほしい」と願う。【平川昌範】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。