遠隔操作で放水する小型無人走行放水ロボット=福岡県福津市で2026年10月23日午後1時31分、荒木俊雄撮影 福岡県の宗像地区消防本部(宗像市と福津市)は23日、消防車の行けない狭小道路や危険箇所で活動する小型無人走行放水ロボットをロボット開発メーカー、テムザック(京都市)と共同開発し、福津消防署(福津市)で披露した。60メートル先に放水できるクラスとしては国内最小級という。 放水ロボットは全高1・5メートル、全長1・7メートル、全幅1メートル、重量430キロ。四輪駆動で最高時速4・5キロ、通信距離は100メートル。5台のカメラを搭載し、タブレット端末の画像を見ながらコントローラーで操作し、放水銃は上下左右に動かせる。Advertisement テムザックによると、2024年の能登半島地震は津波警報下の浸水想定区域での消防活動が課題となり、25年に大分市佐賀関で起きた火災は木造住宅の密集や狭い道路が延焼を広げた。福津市の沿岸部にも道幅の狭い木造住宅が密集し、市内に会社の開発拠点もあるため、25年度からの2カ年で総務省の「消防防災科学技術研究推進制度」の補助金約1000万円を活用し、宗像地区消防本部のアドバイスを受けながら開発を進めたという。 テムザックは「2年後の実用化を目指し、将来はフィジカルAIも活用し効率的な消火活動に取り組めるようにしたい」としている。【荒木俊雄】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。