宝塚歌劇団花組公演「エリザベート-愛と死の輪舞-」で黄泉(よみ)の帝王トートを演じるトップスターの永久輝せあ=兵庫県宝塚市で2026年10月16日、梅田麻衣子撮影 宝塚歌劇団が誇る人気ミュージカル「エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―」花組公演が10月17日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で幕を開けた。 1996年の初演から30年。11代目となるトートを務めるのは花組トップスター、永久輝(とわき)せあさんだ。 永久輝さんにとって「エリザベート」は、宝塚を志すきっかけとなった特別な作品。「毎日その音楽の中に身を置いていることをすごく幸せに感じています」とほほ笑む。 初演の一路真輝さん以降、文字通り十人十色の輝きを見せてきたトート。死の象徴という、人ならざる役どころだが、永久輝さんは「人間的な部分を表現したい」と語る。明日海りおさんからの助言 青白い髪が美しいトートと、白のドレスをまとった優美なエリザベートがそろって登場すると、客席からはため息がこぼれた。 開幕を1カ月後に控えた9月17日の宝塚大劇場。30周年を記念して開催された「前夜祭」には、さまざまな世代のファンが詰めかけた。 永久輝さんとエリザベートを演じる花組トップ娘役の星空美咲さんは、フルコスチュームで舞台に姿を現した。 この日限りの特別な演出として、エリザベートの息子、ルドルフをダブルキャストで演じる侑輝(ゆき)大弥さんと希波らいとさんが、2人同時にステージへ。 2人のルドルフを前にトートが名曲「闇が広がる」を歌い上げる姿に、観客はくぎ付けになった。 劇中の名曲と名場面をダイジェストで披露する「前夜祭」には、特別ゲストとして、花組で2014年にトート・エリザベートを演じた元トップコンビ、明日海りおさんと蘭乃はなさんが登場。「私が踊る時」をデュエットで披露するなど、往年の「エリザ」ファンを魅了した。 歌唱後は座談会。明日海さんは緊張する後輩たちに「トートは疲れた状態でも様になる役。トート以外の人たちはたくさん食べて温かくして」と笑いを交えて激励した。 さらに、初代トートとエリザベートの一路さん、花總(はなふさ)まりさんもビデオメッセージを寄せた。一路さんは「トートはトップの個性…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事