深掘り2026年10月25日 12時00分有料記事関根慎一 熊本地震で工場の煙突が倒壊した事故を受け、国が初めて全国の煙突を調べたところ、約4割の180本が傷んだり、劣化したりしていたことが明らかになった。だが調査対象は高さ60メートル超の煙突に限られており、かつて地震で倒壊したこともある60メートル以下の煙突の実態は、わからないままだ。国土交通省は所有者に自主的な対策を呼びかけている。地震で倒れた日本製紙八代工場の煙突=2026年7月30日、熊本県八代市、朝日新聞社ヘリから 初めてという煙突の全国調査を行ったきっかけは、7月の熊本地震だった。日本製紙八代工場(熊本県八代市)の煙突3本が損傷。9人の死亡につながった80メートルの煙突は旧耐震基準下に設置され、50年以上が過ぎていた。 自社による目視などで点検してきており、2016年の熊本地震後には補強工事もしたが、行政による安全確認は行われていなかったという。人の集まる施設と違い、煙突などの「工作物」は行政への報告義務の対象外のためだ。 「盲点」となっていた煙突の安全対策の状況を確認するため、国交省は全国調査に乗り出した。ただ、対象は60メートル超の鉄筋コンクリート製煙突に限定した。 国交省はその理由について、07年の法改正によって高さ60メートル超の工作物は国交相の認定が必要になったこと、今回の熊本地震で損傷した3本の煙突がいずれも60メートル超だったことを挙げる。 調査の結果、高さ60メートル超の鉄筋コンクリート製煙突は全国に444本あり、うち損傷、劣化していたのは180本あった。このうち60本は所有者に対策の予定がないことが判明し、国は応急補修を要請する。地方では少なくない60メートル以下 ただ、地方のゴミ処理施設な…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人関根慎一東京社会部|国土交通、防災分野専門・関心分野国内政治、エネルギー環境、震災復興・防災、競馬などスポーツ全般関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月25日 (日)「能動的サイバー防御」を要請米国の牛肉高騰 日本に余波定借マンション、都心で脚光10月24日 (土)松井秀喜氏、巨人の監督に改正皇室典範、きょう施行作家の村上龍さんが死去10月23日 (金)PHPに脆弱性、世界に影響ANA、中堅2社に追加出資へ巨人が織田翔希を強行指名10月22日 (木)観測史上 最も遅い真夏日証券会社へサイバー攻撃ネットを意識 高市政権1年トップニューストップページへ金正恩氏の訪中、妹らも同行 国境の橋を渡り「血盟」関係を誇示か12:11閉山期の富士登山、遭難防止に二つのペナルティー 実効性には課題も8:00枝野氏、立憲再結集へ「早く結論を」 党名変更は「むしろマイナス」7:00「痛みにとらわれた」30代女性、原因は本当に歯?たどりついた答え11:00パックンでも「理解できない」母国アメリカ 冷笑的に見る中間選挙9:00「スージー」と呼ばれた数理官僚 逆単身赴任から、なぜ九州で市長に11:00