在りし日の芥川龍之介 読書の秋である。 今年こそ運命の一冊に出合いたい、でもどこに?と思い悩む方もいるのではないか。 難しく考えずとも、実は身近なところに、それはあるのかもしれない。教科書にもよく登場する戦前の文豪。なのにテーマは古びない。手ごろな長さ……。 来年で没後100年となる、芥川龍之介のことだ。「人生は一箱のマッチ」 文学の世界における芥川、といえば、やはりこれ抜きには語れまい。 芥川賞。言わずと知れた日本で最も有名な文学賞の一つで、正式名称を芥川龍之介賞という。すぐれた純文学の中・短編を記した新進作家に贈られるアレだ。 年2回、直木賞とともに大々的に報じられるから、読者もご存じだろう。 その名を冠した賞の存在感もさることながら、芥川作品そのものの存在感も相当なものだ。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事