共に生きる 多様な社会インタビュー毎日新聞 2026/9/12 07:01(最終更新 9/12 07:01) 有料記事 2986文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷男性の育休取得率の推移 男性の育児休業の取得率が2025年度に50・9%となり5割を突破し、政府の目標も達成した。少子化対策の切り札と期待する政府の施策が奏功した形だ。しかし「現状では少子化対策効果は限定的」と早稲田大学政治経済学術院の大湾秀雄教授は指摘する。男性育休がその後の家事・育児時間を増やす、というエビデンスはまだない、という。【聞き手・小国綾子】 <関連記事> 男性育休は働きやすさ測る「リトマス紙」 小室淑恵さんに聞く育休を取っても男性は変わらない? ――国は男性育休に少子化対策効果を期待しています。 ◆私はかつて、男女の賃金格差の縮小には男性の働き方改革が重要で、「男性育休」はその切り札だと考えてきました。夫が育休を取得することで夫の家事・育児時間が長期的に増え、妻のキャリアアップを後押しするだろう、と。 ところが最近の数々の研究で、育休取得は男性の長期的な行動変容にほとんど効果がない、とわかってきました。男性の場合、取得期間が短く「取るだけ育休」だったり、夫婦同時取得で妻の「お手伝い」程度に終わったり。今年発表されたドイツの論文でも、男性の育休取得が増えても、男性の平日の育児時間は増えませんでした。 また、スペインでは2007年、父親に対し、2週間の有給の育休制度ができました。その後、休業期間が延長され、母親と同じ16週間を所得保障100%で取得できるように。しかし今年の論文によると、制度の充実化でも男女賃金格差は縮まらなかった。しかも、22年のサッカーのワールドカップの時期に男性の育休取得数が跳ね上がったというのです。サッカーW杯で増えた取得 ――自宅のテレビでサッカーを見たいから育休を取得? ◆そう推察されます。男性の育休が自分の余暇に消費されたことがデータで示されたわけです。 スペインの別の研究では、07年の制度導入は、母親が出産後に仕事を継続する確率を上昇させたものの、2子目の出産を抑制したことが分かりました。休業中の夫が家事・育児に協力的でない姿を見て、妻が2子目をためらった可能性があります。 つまり育休取得だけでは男性の行動変容につながらないのです。背景にあるのは、社会にあるジェンダー規範。スペインもドイツも男女性別役割意識が強い国です。となると、日本で男性育休の取得率が上がっ…この記事は有料記事です。残り2029文字(全文2986文字)【前の記事】男性育休は働きやすさ測る「リトマス紙」 小室淑恵さんに聞く関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>