「続けるしかない」 アイヌ先住権訴訟の判決確定後初の「特別採捕」

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2026年9月13日 17時00分太田悠斗サケを前に、祈りを捧げる男性=2026年9月13日、北海道浦幌町、太田悠斗撮影 「本来なら、権利が戻ってきている状態で儀式をしたかった。残念ながら、そうはならなかった。でも、下ばっかり向いてもいられない」 13日、北海道浦幌町のアイヌ民族団体・ラポロアイヌネイションが新しいサケを迎える儀式「アシ小書きのリチェ小書きのプノミ」を開催した。 浦幌十勝川の河口近くの草原で、前日に捕ったというオスのサケを囲む。「サケがたくさん遡上(そじょう)しますように」と火の神にアイヌ語で祈り、感謝を捧げた。 儀式には道内各地のアイヌ民族など50人以上が参列した。儀式で祭司を務めた団体理事の丹野聡さん(46)は、取材にぽつりぽつりと答えた。 「これまでの裁判でたたかう姿を見せてきた。他の地域が声を上げるきっかけになっていたら」 団体は2020年、先住民族に固有の権利(先住権)として地元の川でサケを自由に捕ることを求め、国と北海道を提訴。24年4月の一審判決、今年7月の二審判決はアイヌ民族に固有の文化を享有する権利(文化享有権)があるとした一方、漁業権の確認を求めた訴えは退けた。 団体は「最高裁で(同様の)判例を残せば、他の地域が訴訟を起こしたときの妨げになってしまうかもしれない。希望の光を残したい」と上告せず、判決は確定した。 団体は12日から、判決確定後はじめての「特別採捕」を行っている。道から許可を得た上で、今年は80匹を上限に川でサケを捕る。この日、捕れたのはオス2匹、メス2匹の計4匹だった。 会員の一人は言う。「続ける。声を上げ続けるしかない。その先に、権利回復があるんだ」【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人太田悠斗北海道報道センター|司法担当専門・関心分野共生、外来種、生きづらさこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月13日 (日)フーシが紅海の沿岸部を制圧インフル流行、異例の早さ新築マンションに配達駐車場9月12日 (土)日銀、追加利上げの公算大陸自、無断で個人情報を収集世界の海面、異例の高温状態9月11日 (金)子の殺害「心中」ではないアップル初 折りたたみスマホラスカー賞 日本から4人受賞9月10日 (木)上智大生殺害 未解決30年中道「解体」正式決定米軍 PFAS汚染源認めるトップニューストップページへ自民・国会対策委員長、村井英樹元官房副長官を起用する方向で調整16:30ホルムズ海峡の代替ルートを押さえたフーシ 世界の石油供給に打撃22:11「安全な日本でなぜ…」人助けで事故死の留学生 その日も母に電話8:00金正恩夫妻に本当に長男はいるのか 根拠「男児用おもちゃ」の可能性16:00性売買は「商取引でなく搾取」 価値観変えた韓国に残る課題 日本は9:01「夫婦なら当然だ」週2日、夫からの求めに応じた妻 20年後の衝撃15:00