真相・ニュースの現場から毎日新聞 2026/9/9 04:59(最終更新 9/9 04:59) 有料記事 1806文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷自宅にある小林順子さんの仏壇に線香を上げる父賢二さん=東京都葛飾区で2026年7月21日午後3時47分、林帆南撮影 就寝前、ほほえむ愛娘の遺影に手を合わせる。「明日こそは良い報告が来ますように」 米国留学を2日後に控えた東京都葛飾区の上智大4年、小林順子さん(当時21歳)が殺害され自宅に放火された事件は9月9日、未解決のまま発生から30年になる。 父賢二さん(80)は毎夜、仏壇に向かう。事件以来、その数は1万回を超えた。ここ数年、「残された時」を意識するようになった。 「事件解決と私の寿命と、どちらが先かな」 言葉の端に焦りをにじませ、父は「犯人逮捕」を待ち続けている。【松本ゆう雅】 焼け跡に残された一足のスリッパに着目した捜査幹部の思いとは。「スリッパの謎」が示す捜査の難航 30年前のあの日「頭が真っ白に」 一報は、出張先だったJR新白河駅(福島県)のホームで受けた。今も鮮明に思い起こす。 1996年9月9日夕、職場から「自宅が火事のようです」と連絡を受け、そのまま新幹線に飛び乗った。家にいた次女の順子さんが病院に運ばれたという。「転んでけがでもしたのか」 だが東京への車内で、搬送先と聞いた病院に電話をかけると、病院長から告げられた。 「残念ながら順子さんはお亡くなりになりました」 頭が真っ白になり、その場にうずくまった。後に知ったが、順子さんは両手足を縛られ、首を刺されていた。風化と闘い、極刑望み それから30年。当初、刑事からは「解決は早いですよ」と言われたが、捜査は今も続いている。容疑者の影すら見えていない。 犯人が今もどこかで自分と同じ空気を吸っていると思うと、やりきれない。 「極刑を科してほしいが、まだその段階にたどり着かない。これほど捜査が長引くとは思っていなかった」 事件を知らない世代が増え、集まる情報は年々少なくなる。未解決事件は「風化」との闘いでもある。 この間、できることは何でもやった。 時効が2年後に迫った2009年、別の未解決事件の遺族らと殺人事件被害者遺族の会「宙(そら)の会」を結成。7万6000人分の署名を集め、刑事訴訟法改正による時効撤廃に導いた。 「諦めないで事件解決を毎日期待できる。それが生きがいになった」 私財から懸賞金を出して情報提供を呼びかけ、事件があった自宅跡地に「順子地蔵」を建てて供養してきた。衰えと本音 だが、30年は長い。 6月、80歳になった。体力の衰えを感じる日々だという。 「4、5キロ歩くと、もう足が上がらなくなるん…この記事は有料記事です。残り809文字(全文1806文字)【前の記事】「スリッパの謎」が示す捜査の難航 上智大生殺害30年関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>